共働作業所ピーターパン(会津)
共働作業所「ピーターパン」は、きょうされん福島支部長の穴沢さんが所長をしていた会津にある福祉作業所です。穴沢さん、天国から見守ってください。僕らも、福島のなかまとがんばっから! それでは、ピーターパンの紹介をお願いします!
あれから三回目の春が訪れました。震災の爪痕は今もなお多くの人々を苦しめ、更に福島は長い長い放射能との戦いに晒されています。
共働作業所ピーターパンは会津地方、会津美里町にあり、震災のダメージは福島県の中でも少ない地域にあたります。
震災当時、ピーターパンでは関東の会社の農業新規参入にあたり、農作業を請け負う契約をしていました。 しかし、原発事故による風評被害により事業は撤退。期待していた仕事と収入を失いました。「みんなの給料をどうしよう?」と途方に暮れたのを覚えています。
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施設中での仕事とは違い、ここでは常にお客様の目に晒されています。当然、「この位でいいだろう」といった妥協も許されません。
担当している利用者さん達は、いままで感じたことのないプレッシャーの中で作業を行っていると思います。 しかしその分働くことでお金を頂く喜びを肌で感じているのです。旅館での就労も早1年になりますが、今では、就労先の旅館にとってピーターパンの労働力は無くてはならない存在となっています。
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「八重の桜」でアツイ会津
全国から観光に訪れた方々に、会津のことをもっと知ってほしい。会津の美味しいものを食べてほしい。ピーターパンでは、会津の名産のひとつである「会津地鶏」を飼育していますが、 今回その採れたて卵を、旅館の朝食として提供することになりました。 プリプリ黄身の濃厚たまごかけご飯が、実は「アツイ」んです。
会津に観光に来て下さった方に、採れたて新鮮なタマゴを提供する。お客様にも満足してもらえば生産元の私たちも大満足です。
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私たちの事業が、復興の一端を担う。
ピーターパンの復興はここから、はじまる。