なごみのとうふ
二本松の「なごみ」に行ったので、紹介するね。
こだわりの豆腐を作っていて、温かな雰囲気だけど、まじめに働いていました。
原発のせいで、大変なことはあるかもしれないけど、みんな、がんばってね。応援してるわ!
では、所長さん、お願いしま〜す。
なごみは、二本松にあります。
2007年 3つの作業所が合併し、就労継続B型としてスタートしました。
とうふやこんにゃくの製造、農作業や下請けの仕事をしています。
とうふづくりは、2005年から始めました。地元の農家さんと一緒に活動していきたい。
地元福島の大豆を使って、こだわりのなつかしい味・うまい豆腐を作ろう!と、地産地消のとうふ作りが始まりました。
こんにゃくは、2010年冬からはじめ、地元で100年続くこんにゃく屋さんの技術を受け継ぎ、こんにゃく芋の栽培から加工まですべてをなごみでやっています。
2011.3.11 大きな揺れと突然の吹雪、そして 原発事故
幸い、みんなも、建物も機械も無事でした。それでも2週間ほど休まざるを得ない状況となりました。
そして、二本松には、高い放射線量が残りました。
原発事故は、地産地消の活動をストップさせました。
地元福島の大豆は市場に出ることがなくなり、入手も使用も困難に。
県外産大豆の試作を始め、もとの福島産の甘みをだすため、試行錯誤の日々。
福島の食べ物ってすごくおいしかったんだぁとあらためて実感しました。
こんにゃく芋は、栽培を続けましたが、畑の土の反転や放射能測定をしながらの栽培。
結果がみえない不安の中でも、あきらめずつくり続けました。
大豆もこんにゃくも、使う材料が変わる毎に放射性物質の検査をしなければならなくなりました。
でも、このまま暗~くいるのは、なごみじゃない!
2011.4月には、念願のお店「なごみの店」をオープンしました。
さくさくの大判焼やリサイクル品販売をしています。
とうふも、こんにゃくも作り続けています!
とうふの出荷先のひとつである農産物直売所は、震災後お客様が激減し、とうふの売上もなかなか回復していません。それでも、地域のお客様は、美味しいから・ちゃんと検査もしてるから安心と言って購入してくださいます。
今後はネット販売など、新たな方法を模索しながら、売上の回復につなげたいです。
こんにゃくは、これまで菅野農産さんの工場で製造していましたが、なごみで製造できるよう改修工事をすすめています。今月中には完成し、自主ブランドとして、こちらも販売促進中です!
震災後、浪江から避難して事業を再開したアクセスホームさくら・コーヒータイムさんとのつながりもできました。
あきらめずに、ここで生きていくこと。みんなで働くこと。なごみのみんなは頑張っています。