第685話 大竹まことさんと①

 
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文化放送のスタッフとタレントの大竹まことさんと一緒に飯舘、浪江、小高、原町区、鹿島を取材しました。

南相馬市原町区萱浜(かいはま)の上野敬幸(たかゆき)さん(41)を訪ねました。

上野さんは、ご両親と最愛の長女(8)長男(3)の家族4人を津波で亡くしました。

お父様と息子さんは、まだ、見つかっていません。

「子供を救えなかった無力な父親です」。

大竹まことさんは、上野さんの話しにじっと耳を傾けていました。

ただただ、じっと上野さんの悲しみを、自らの心の中に刻みこんでいました。

庭では、震災の年に生まれた2歳になる愛娘が、萱浜地区の復興の為に全国から来ているボランティアの皆さんに、笑顔を振りまいていました。

201 3年11月11日(月曜)、震災から2年8ヶ月の今日も、上野さんは家族や多くの行方不明者の手がかりを求めて、海岸を仲間と歩きます。

第684話 ワタシマッテルワ

 
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福島競馬8レースに出走する16頭の中に「ワタシマッテルワ」という名前の馬がいます。

牝の4歳馬で、人間でいうと、20歳のピチピチのギャルです。

後方から伸びてくる馬で、私が実況中継すると「ワタシマッテルワが後ろから突っ込んだ!」となりやす。

20歳のピチピチギャルが、後ろからそんな事して、いいんでしょうか。

私は迷わず、短小いや、単勝を1000円買いました。

第683話 非常識であれ

 
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11月11日(月曜)夜7時からの「月曜Monday (もんだい)夜はこれから」、ガリバー会長・羽鳥兼市さんをお迎えし、「諦めない事の大切さ」をお話しして頂きます。

設立からわすが9年で東京証券取引所第一部上場企業となった中古車流通大手、ガリバーインターナショナル。

成長の原動力は、社内に「挑むことの大切さ」が浸透していることだ。

その極みは、2011年6月から羽鳥兼市会長が挑んだパリ~中国~日本というマラソンだ。

70歳という年齢にもかかわらず、合わせて1万3352キロを405日かけて自らの足で走り抜いた。

この挑戦で浮き彫りになったのは、「高い志」「情熱」「信頼」「プラス思考」「覚悟」「感謝」など、ガリバーが重視してきたコアコンピテンシーである。

(非常識であれから )

県外の方はパソコンかスマホでどうぞ。
 

『月曜Monday 夜はこれから!』(ラジオ福島)
【ustream】 月曜 19:00~20:50
 http://www.ustream.tv/channel/rfc-radio
【facebook】
 https://www.facebook.com/Monday1458
  

第682話 民放連全国大会

 
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日本民間放送全国大会が11月6日(水曜)、都内のホテルのイベントホールで行われました。品川駅から歩いて10分でしたが、ホテルの名前は忘れました。

オープニングは何と、東京オリンピックの時に使われた、あのファンファーレでした。トランペットの生演奏に胸が熱くなりました。隣の放送局の方に「これ昭和39年の東京オリンピックの開催を告げるファンファーレですね」と言ったら。

「私、生まれてないから、分かりません」と言われました。

残念、津軽美人と友達になろうと思ったのに。

席上、「平成25年日本民間放送連盟賞」各部門の表彰式が行われたました。

ラジオ生ワイド部門で、ラジオ福島制作の「月曜Monday ( もんだい)夜はこれから」が優秀賞を受賞、会場で表彰して頂きました。

番組は、昨年暮れに放送した「請戸小学校の奇跡」です。

表彰理由は、「学校のとっさの判断と住民の力で、全校児童の命が救われた浪江町の請戸小学校の避難行動を通して、震災の記憶と防災や地域力の大切さを伝えた。引率した教師達の具体的な話を丹念に積み上げることで、その場に居合わせたように現場の状況が想像でき、ラジオの力を感じさせた。まだまだ伝えなければならないことがたくさんある被災地の大事なラジオ番組である」との高い評価を頂きました。

表彰式には私が代表して行ってきましたが、放送局と番組名が呼ばれた時には、隣に八木志芳アナウンサーがいるつもりで、立たせてもらいました。

これは私と八木アナと二人で制作したものですが、何よりも、取材に協力してくださった当時の請戸小学校の先生方には心から感謝しています。

そしていつも番組を支えてくれているリスナーの皆さん、遠くはボスニア・ヘルツェゴビナの美保さんを始め、県外は、佐賀、福岡、大阪、神奈川、東京、千葉、埼玉、群馬、金沢、仙台、岩手の皆さん、そして福島県内のリスナーの方々に心から感謝致します。

本当にありがとうございました。

そして、これからも宜しくお願い致します。

イベントのフィナーレを飾ったのは、何と、何と、何と、福島市出身の作曲家・古関裕而作曲のオリンピックマーチでした。

隣の津軽美人に「これは、古関裕而作曲のオリンピックマーチですよ」と 言ったら、「良い曲ですね」と言って、エレベーターに消えて行きました。

めでたし、めでたし。

10日(日曜日)は、東京の文化放送のスタッフ7人と浪江町に入ります。

タレントの大竹まことさんや文化放送のアナウンサーの方に、浪江町や南相馬市の現状をじっくり見て頂き、正しい情報を発信してもらいたいと強く願っています。

第681話 復興への槌音

 
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福島県いわき市にある、県立いわき海星高校。

福島県内で唯一津波の被害を受けた高校。

海洋水産高校として、練習船「ふくしま丸」を擁し、年二回ハワイに向けて遠洋航海にでかける。

同校では、二人の生徒が津波の犠牲になった。二人共、家族を助けに戻って流されたとみられている。

生徒達の頑張りを象徴するかのように、この春の選抜甲子園大会に出場した。

不自由な学校生活を乗り越え、生徒は前を向いて頑張っている。

震災後、転校した生徒は一人もいなかった。

津波で破壊された体育館の建設工事が急ピッチで行われている。

まさに、復興への槌音だ。