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第11報 令和6年能登半島地震

category : 未分類 2024.1.20 

支援金への声かけ本当にありがとうございます。支部HPをみてくださっている方々からも、支部会員事業所や振込先(支部HP第6報)に、支援金が届いています。17日AARJapanさんの物資調達配送ボランティアから、佐藤見地支部長も、福島に戻りました。被災したみなさんも、被災したみなさんを支える地元のみなさんも、外から応援に入られたみなさんも、心身共に疲労が蓄積していると心配しています。                                                                きょうされんは17日の全国理事会で、「現地会員事業所の状況報告があり、今後も、JDF(日本障害フォーラム)の一員として継続協議に参加、支援の方向性を決めるとの結論」と東北全国理事が知らせてくれました。きょうされん全国のHPもご覧ください。

昨晩、福島支部・AARJapan共催の「ふくしま防災ワークショップ」(2022.10.12支部HP)でお世話になった岡山県真備町の多田さんから連絡をいただきました。福島にも足を運んでくださっているお仲間の滝沢さんと、佐藤見地福島支部支部長のあとを繋ぎ、AARJapanさんとの支援活動に21日から入るという連絡でした。2018年西日本豪雨で湖のようになった真備の街で、真備の医療・高齢・障害・児童福祉・行政・支援団体・当事者が参加する真備連絡協議会を組織し、「お互いさまセンターまび」を立ち上げ、被災した真備のみなさんの日常生活のお手伝いをみんなでしてきた方です。真備のみまさんが作られた、写真の「川と暮らす」「雨のちどうする」この二冊の冊子を、被災したみなさんの、支援をされているみなさんの、手元に届けるだけで、明日に光がみえると思います。私たち同様、災害を経験してきた人たちが、後悔を繰り返さないために、書かれた冊子です。

昨日は、東日本大震災でお世話になった山田さんからも、お話を聞くことができました。全国で障がいのある人の暮らしの場グループホームや、痰の吸引や経管栄養など医療的なケアが必要な障害のある子どもたちに、力を注いでこられた山田さんは、被災した地域で暮らす障がいのある人たちの生活の再構築のため、被災した福島の福祉専門職や行政を結びつけ、復興予算を使いながら、何年にもわたり福島を支えてくださいました。現場に足を運ぶことはできなくとも、あの時の山田さんの経験や教訓は、つなげなければと強く思いました。                                山田さんが最後に言われたこと「一番大切にしなければならないことは、本人や家族がどこで住み続けたいか、その思いを気兼ねなく話せることを尊重してほしい。現在は命を守るという名分で、集団避難を呼びかけて、残りたいという意見は、わがままとか、迷惑との印象が漂ってくる。」避難所から次のステージに進むと、支援の手も避難所から離れていく。しかし、「避難所の人が少なっても、避難所に残る単身高齢者、生活困窮者、障がい者がいたこと」を、「避難所にもいることができず、家に戻る在宅避難者がいたこと」を、「車中で避難を続け、避難所に救援物資をとりに来る人たちがいたこと」を、私たちは、知っています。次のステージに移れない人たちを忘れてはなりません。

発災から20日。被災地を心配するみなさん、刻々と変わる状況のなか、スピードと瞬発力をもった支援活動が必要です。同時に、間違いなく長期にわたる持久力をもった支援活動が必要です。大切な時期を逃さないように、情報が入り次第、またお知らせいたしますので、よろしくお願いいたします。

 

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