被災地障害者支援センターくまもと「SOS支援」報告
くまもと全国大会に福島からの仲間と参加し、
JDF熊本支援センターでの熊本震災支援に残りました。
震災前からも多くの困難を抱えた人たちが
この震災でどうしようもない状況に陥った現実を
目の当たりにしました。
その人たちをそのままほっとけないという人たちが
必死に動いている現場に
一週間、身を置かせてもらいました。
最終日、
被災地障害者支援センターくまもとのミーティングに東さんがいらっしゃり言葉を交わしました。
「いつかは、この支援センターは閉じられる。
閉じられたそのとき、SOSをだし、すがってきた人たちが、どう生きているのか。」
この言葉が深く心にしみます。
ふくしまは今、
未だ87,879人の人たちが避難しています。
県外避難者は、日本中に40,833人。
未だ戻れない避難者のなかで
居住制限区域21,863人、帰還困難区域23,873人
16,942世帯の人たちは、戻るのか戻らないのか
これからの自分たちに見通しをもてないまま
5年半の歳月を生きてきました。
避難指示解除区域10,929人の人たちも
「戻っていいよ。」といわれるなか
苦渋の決断をせまられています。
バラバラにされ、取り残され、みんないなくなり、多くを奪われ、
うまくいかないことの繰り返し・・・俺は見捨てられた。
どうしようもない孤立感に包まれたとき、たずねてきてくれた人たち。
人とつながったことで、絶望から救われてきました。
熊本のみなさん
休みたくなったら、立ち止まってやすみましょう。
泣きたくなったら、涙をながしましょう。
なにもできないけれど、そばにいます。
「和田さん泣いていいんだよ。」
そういってくれる仲間と、また出会いました。ありがとうみなさん。
ふくしまも闘い続けます。
2016.10.30 和田庄司