『避難生活を続ける障がい者の実態調査と、それを支える日中系事業所の課題とこれから』
震災後の緊急的な局面から、個別の継続的なあらたな局面をむかえるなか、支援センターの財源問題もあり、今年(2016年)の4月をもって支援センターふくしまを解散しました。きょうされん福島支部は構成団体のひとつとして、その活動に、かかわってきました。
支援センターふくしまを解散するにあたり、最後の仕事として、今後の被災障がい者の支援や災害時の支援に役立つ「何か」をまとめていきたいという白石代表の思いから、避難している被災障がい者の生活と、それを支える事業所に関するアンケート調査を昨年度実施し、報告書ができあがりました。
きょうされん福島支部では、被災障がい者の相談支援充実強化事業からの聞き取りをもとに日中系事業所のご協力をいただき、被災障がい者の皆さんを支えてきた事業所の取り組みのまとめをおこないました。
南相馬では、震災後から支援を続けるきょうされんの全国のみなさんと地元の事業所のみなさんで、避難する障がいのある人たちの実態調査をまとめました。
支援センターは、この報告書のまとめで解散しますが、ひとりひとりの長い地道な取り組みは続きます。報告書の裏表紙に書かれているように「これからでしょ!」。
この報告書は、ひとりひとりの力をつなぎ合わせて、みんなで地域で、様々な困難に立ち向かっていくために、活用されていくことと願っています。事業所同士で、各団体同士で、市町村と、議員さんと、みんなで様々に困難に立ち向かっていくことが求められています。
最後に、お忙しいなか調査にご協力いただいたみなさん、本当にありがとうございました。遅くなりましたが、報告書をお届けさせていただきます。皆様方の震災後の取り組みに敬意を表すとともに、ご協力に感謝いたします。これからもよろしくお願いします。
「これからでしょ!」
【JDF被災地障がい者支援センターふくしま当面の連絡先について】
特定非営利活動法人あいえるの会(白石、岡部)
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KSガーデンC棟
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