あの福島第一原子力発電所の事故から、3年と9ヶ月がたとうとしています。
いまだに、123,277人が避難生活を強いられ、46,416人の方は県外に避難しています。県外避難者数が岩手1,458人、宮城6,892人という数字をみれば(2014/10/16復興庁)、福島の避難者は、ふるさとに戻れない避難指示区域避難者80,942人の人たちだけでなく、全県から放射能避難する人たちの苦悩が続いていることは明らかです。
震災後、障がいのある人たちを支援してきた「JDF被災地障がい者支援センターふくしま 代表白石清春」が「証言集3.113あの時の決断は・・・」をDVDでまとめ、震災後、多くの支援を続けてくれているみなさんに届けてくれています。障がいのある人たちが、福島第一原発の事故に翻弄され、どう生きようとしてきたかが、語られています。
また、それらの人たちを中心に障がいのある人たちの命を守る「障がいを持つ人の防災研究会」が立ち上がり、事故の教訓から、命を守るために必要なことが議論されています。
私たち、きょうされんでも、昨年、福島で開催された第36回全国大会in東北・ふくしまの中で、原発事故と向き合いながら必死に取り組まれた仕事、暮らし、支えから多くを学び、「支え合う・地域・人権・そして未来 障がい者と原発問題」では、原発の事故が地域や家族をばらばらにしてしまうことや新たな差別や分断を生むことが述べられ、苦渋の決断をしながら、次から次へとふりかかる難問に立ち向かい、そこから一歩一歩前に進む覚悟が示されました。
私たちは、もし同じ事故が起きたとき、同じ事が繰り返されるようなことが決してあってはならないと思っています。そのために生き、伝え、足跡を残すことが、原発事故関連死といっていい、あの原発事故で苦しみながら命を失った人たちへの鎮魂なのだと思っています。
私たちは「防災研」での貴重な提言や、原発事故後、懸命にがんばる人たちの取り組みを何度も読み返し、振り返ります。そして、ここにはっきりと伝えます。
最良の防災計画は、命を守る手だては、「原発を動かさないこと」
福島の原発全基廃炉は福島の総意です。しかし、原発がこの狭い日本で動く限り、また事故がおきたとき、同じ悲劇が繰り返される恐怖を感じます。
「鹿児島県川内原子力発電所」を再稼働させるべきではない。
障がいのある人たちと、命、仕事、暮らし、楽しみをともにしてきた私たちきょうされん福島支部は、それらを守るために、「川内原発を動かすべきではない」と思います。
きょうされん福島支部 会員一同
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地域活動支援センター もりあいワーク
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なのはなの家
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NPO法人ボネール
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なごみ
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アクセスホームさくら
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ふれんどりー大玉
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NPO法人 コーヒータイム
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共働作業所にんじん舎
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社会福祉法人みどり工房
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ふぁみりかん
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(株)福島あすなろ会
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フレンドシップ
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ペンギン村共同作業所
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生活支援センター こころん
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まち子ちゃんの店
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きずなハウス
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けやき共同作業所
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未来空間
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結いの里
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工房けやき
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あとりえ北山
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ふたばの里
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スペースけやき
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小規模多機能型事業所アライブ
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ゆるーりハウス
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地域活動支援センター てらす
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ひまわりの家
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自立研修所えんどう豆
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自立研修所ビーンズ
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デイサポートぴーなっつ
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特定非営利活動法人あさがお
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はらまちひばりワークセンター
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ほっと悠
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ピーターパンデイサービスセンター
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キッチンモモ
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あいの里
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ひだまり
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共働作業所ピーターパン
以上38会員
You Tube にて、『【証言集】「3.11あの時の決断は…」=本当の “自己選択” に翻弄され、その苦悩の中で闘い続けた『障がいをもつFukushimaの人』の苦悩=』が見られます。