第640話 ふるさと
10月14日(月曜)の午後7時から放送した「月曜Monday ( もんだい)夜はこれから」はゲストに川内村出身のミュージシャン・渡辺俊美さんと川内村の遠藤雄幸村長をお迎えしてお送りしました。
番組の中で、渡辺俊美さんのギター伴奏で、遠藤雄幸村長が「ふるさと」を歌いました。
感動でした。
10月14日(月曜)の午後7時から放送した「月曜Monday ( もんだい)夜はこれから」はゲストに川内村出身のミュージシャン・渡辺俊美さんと川内村の遠藤雄幸村長をお迎えしてお送りしました。
番組の中で、渡辺俊美さんのギター伴奏で、遠藤雄幸村長が「ふるさと」を歌いました。
感動でした。
いわき市久之浜のプレハブ商店街「浜風笑店街」の中にある「石井魚店」では、目ひかりの一夜干し作りが行われている。
「目ひかりは、いわき市を代表する魚。早くいわきで水揚げされた目ひかりを使いたい」と、石井さんは語る。
2013年10月15日 | いわき市
震災から2年7ヶ月経った10月11日(金)、いわき市薄磯の塩屋崎灯台の真下の海岸。
沿岸部では、月命日には必ず、行方不明者の捜索が行われる。
福島県内では3200人が犠牲になったが、そのうち200人が今だ行方不明となっている。
捜索に当たっていた若き警察官は「何か手がかりがないかと思って捜しています。一刻も早く、ご家族の元にお返ししたいと思っています」と、語ってくれた。
2013年10月15日 | いわき市
風光明媚ないわき市の豊間海岸。県内屈指の海水浴場として知られ、白亜の塩屋崎灯台が、戻ってきたサーファーを優しく見つめる。
海岸沿いの住宅は、基礎を残して全て流された。
奇跡的に残った松の木に「HOPE 」の文字が掲げられている。
必ず豊間は復興する!そんな力強いメッセージに感じた。
2013年10月13日 | いわき市
大和田です。きょうされんの西村理事長から、もったいないメールを頂きました。
「大会の結果を高く評価して」下さっていますが、これは、私の力ではなく、大会運営に携わってくれた東北各地の実行委員の皆様の努力の賜物だと確信しています。
そして、原発が依然コントロールされていな中、福島にお出で下さいました全国の皆様にあらためて感謝申し上げます。
西村理事長には内緒で、頂いたメールをルポにアップしますので、ご覧下さい。内緒ですよ。
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お 礼
大和田 新 様
過日のきょうされん第36回全国大会では一方ならぬご協力、ご奮闘をいただき心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
全国大会は、毎回その時々の政治や経済の影響を受けた障害者施策が直面している課題を、開催地のテーマと重ねて広め、訴える内容になります。当日までの準備プロセスも含めてたくさんのドラマが生まれ、感動と共感を体感する一大イベントです。
今回の福島大会は、36年間の大会の歴史の中でもその感動と共感の手応えはひときわ大きかったと実感しました。そして、まだその余韻にひたっております。
何がそうさせたのか、私なりに紐解いてみました。やはり、東日本大震災を経験した東北、福島のきょうされん関係者が、「伝えたい」思いを一つにしたこと、そして「つながりの力」信じながら、今を乗り越え、未来に向かって歩みだそうとしていること、同時にこれらの事実を正面から受け止めること無く、まやかし、ごまかしで、東北、特に福島県民に「自己責任」を押しつけている勢力への怒りとジレンマが蓄積していること。これらの悔しさ、怒り、前向きな決意が、大会を通じてビンビンと参加者に、そして参加できなかった全国の関係者に伝わったという手応えがこの感動と共感をつくり出したように思います。
このような大イベント準備の経験も無く、小規模の障害者事業所の集合体がきょうされんの東北ブロック、福島支部の実情です。出会いの頃は、恐らく「今ひとつ落ち着かず危なっかしい組織」とお感じになったことでしょう。大和田さんがその始終をご理解いただき、そのまま受け止めていただいて、励まし、後押しをしてくださったのだと察し、あらためて感謝する次第です。大会成功に向けて連日ブログで書き綴っていただいたこと。大和田さん自ら粘り強い交渉をして頂き、県知事、開催地市長ご本人の開会式へのご出席をかなえていただいたこと。そして、あの感動的な「鎮魂から復興への」ステージなど…
これらが一つになって、震災から2年半を経過してもなお、まだまだ先行きが見えない福島の若者をはじめ東北の実行委員のメンバーの勇気を奮い立たせ、東北の仲間をおおきく励ましていただいたと思います。
「人を大切にする」「排除につながる理不尽は許すまい」こんな情熱だけは絶やさず持ち続けようと歩みを続けてきたきょうされんです。しかし、時代の変化と共に「今風の課題」も生まれてきています。私をはじめ、まだまだ未熟な組織、団体でございますが、これを機会に引き続いておつきあいいだだき、ご支援ご指導をいただきますよう心からお願い申し上げます。
原発問題をはじめ、復興への課題は山積し深刻です。原発推進派は都合の良いバックストーリーを描いて、分断と自己責任の流れをつくろうとしているように思います。「自己責任」「自己選択」が効率的な「分断製造器」であることは、2006年にスタートした障害者自立支援法という制度に翻弄された多くの障害当事者が歩んできた道と同じではないかと思っています。武藤さんが言われたように、私たちが「その手に乗らない」ためにも、しっかりとつながり、伝え続けていく営みが欠かせないと思っています。
私は、今回のテーマに、さらに「つづける」を加えたいと思っています。遠くなればなるほど、時間が経てば経つほど震災の意識は「薄らいでいく」のも事実です。本当の実態を伝え、「だまされる」ことなくつながる活動や支援活動を、団体や個人が続けていきたいと思っています。
きょうされんは、今日まで「障害のある人も含めて、誰もが大切にされ、分け隔てのない社会をつくろう」と活動を続けてきました。武藤さんが提起された「生き方の問題」とは、そんなスローガンを掲げ実践するきょうされんが、この国に起っている「原発問題」を正面から受けとめて実践することがなかったら、スローガン倒れではないか、それは私たち一人ひとりの「生き方」としても問いかけられたのでないかと受け止めています。
お礼と言いながら、長々と書いてしまいました。大会の感動をこれからの生き方に重ねて力にしていきたい、そんな「はじまり」になった、いや、しなくてはならないとグッと拳を握る大会になったと思います。
お粗末極まりない文章で失礼とは思いながら、お礼の気持ちを伝えたくてペンを走らせ・・・、いや、キーボードに向かいました。
何卒、これからもよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
2013年9月25日
きょうされん 理事長 西 村 直
2013年10月13日 | 全国大会