「ほっと悠あゆみ」が小高区で再開しました。
2017年4月1日、帰還困難区域が解除された南相馬市小高区で、「ほっと悠あゆみ」が再開しました。
4月5日に行われた「再開イヴェント」の案内チラシ・写真・村田 理事長挨拶文を掲載させていただきます。
特に、村田さんの挨拶文には、「障がい特性を活かして、街づくりに参画していく」といった、市民(NPO)活動の原点が盛り込まれていて、私(設楽)は、非常に感銘を受けました。
前略 東日本大震災から早いもので六年の月日が過ぎようとしております。
この六年間じっと堪え忍び閉鎖を余儀なくされていた「ほっと悠あゆみ」が、多くの方々のお力添えで、この四月五日(水)「Cafeほっと悠あゆみ」として再開する運びとなりました。
助成金なしで、自分たちの力で!一人でも喜んで下さる方がいるのなら顔晴ろう!と再開に向けて「ほっと悠」のメンバーさん&スタッフ一同オープンに向けて走り出しました。
そんな姿を神さまは、見ていて下さったのでしょうか・・・多くの方々が応援をして下さり、加えて温かなお心まで下さったのです。お陰さまで、オープンまで九割出来上がりました。あと一割は、皆さまに提供する手作りケーキ・・・
有り難い事に盛岡の友人が泊まり込みで教えて下さっており、それに応えようと、スタッフたちも只今、ケーキ作りに挑戦しております。
私は、幾つになっても挑戦することが大事と思っていますので、スタッフたちには、「失敗を恐れず思いっきりやり通せ!」と伝えております。一生懸命やり通した後の達成感を味わって欲しいと願っているのみです。
この「Cafeほっと悠あゆみ」には、多くの方々が携わって下さいました。お忙しいのに、いの一番に駆けつけて改修して下さった大工さんやオープンに向けてすぐ直して下さった水道屋さん・電気を付けて下さった電気屋さん・味わいのあるテーブルを作って寄贈して下さった【男の大工】の皆さん・外の花壇に花を植えて彩りを与えて下さる横山さんご夫婦と本当に多くの方々にお世話になって出来上がった「Cafeほっと悠あゆみ」です。そして、「ほっと悠あゆみ」のメンバーさんたちは、窓ふきにお掃除にと汗を流し、スタッフは、休日も返上して室内のレイアウトに汗しました。
この様に多くの方々が携わって創られた「Cafeほっと悠あゆみ」は、本当に温かで心休まる空間です。
「ほっと悠」の理念・・・人さまの喜ぶこと&お役に立つことをしよう!の元に出来上がった市民の皆さんの集い語らいの場です。
接客するには、心優しい障がいを持った「ほっと悠」の仲間たち・・・【喜び感動して帰って頂く】おもてなしの心をモットーに接待したいと思っております。
日ごろ、お世話になっている皆さま方に是非!この空間に足を運んで頂きたくご案内する次第です。
どうぞ、お祝いはいりませんので、御身体一つで来て頂ければ嬉しいです。草々
NPO法人 ほっと悠
理事長 村田 純子