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福島支部総会(5月13日)を終えて

category : fukushima, news 2017.5.16 

支部事務局のお詫びや役員の退任等があった支部総会でした。

事務局業務をやるべき時に、やるべきことをやりきれなかった現状。
事業所の業務量でいっぱいいっぱいで、役員としての業務が厳しくなっている現状。

でも、安永さんの裁判支援や熊本地震への震災支援やきょされんの新たな拠点づくりなどの活動や、全障研や差別禁止条例づくり、福祉型専攻科づくりでの他団体との連携に力を発揮した一年でもありました。
そして、何よりも当事者視点が「いっぺんしゃべるべ」の3度の開催と利用者部会づくりへの動きをつくりました。事業所に来ているみんながちゃんと話し、それを聞き、多くを考えることの大切さにあらためて気づき、そのエッセンスを“研修会に活かせた”一年でもありました。

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新しい一年は

きょうされん福島支部の体制を新たに整え、時間はかかるかもしれませんが、会員のみなさんや他団体とていねいにつながっていくために努力する一年となります。

また、支部ビジョンをつくりあげる一年でもある今年、前回5年前の支部ビジョンをふり返ってみました。
5年前は、福島での全国大会を控え、それに向けてその後について、震災から立ち上がり進もうとする思いが、述べられていました。

福島のみんなは、ほんとうにがんばって障がいのある仲間と進んできました。
前に進んできた道のりは、決して平坦な道のりではなく、失敗ややり直しを繰り返しながらの毎日だったと思います。そして、「まだ道半ば」道はまだまだ先に続いています。

南相馬の職員実態調査は

職員の年齢の高さと給与の低さをはっきりとしめしました。

まさしく、障害者自立支援法、総合支援法の「日割り、加算減算、1割負担」この仕組みを変えない限り、厳しい条件の中、懸命にがんばる事業所に、国は、本当の福祉のあり方を説明できないのではないでしょうか。
震災後、困っている人たちを引き受けてきた南相馬の会員事業所
震災後、働き手がいなくて働く人がなかなか集まらない南相馬の会員事業所
震災後、若い専門職が集まらない南相馬の会員事業所
震災後、働けるとか働けないとかではなく困っている人たちを受け入れ続けた南相馬の会員事業所
震災後、仕事がなくなって、みんなの給料が下がってしまった南相馬の会員事業所
震災後、看護師さんもなかなかみつからない南相馬の会員事業所
震災後、就職したくても、就職先がなくなってしまった南相馬の会員事業所
震災後、グループホームの増設など、施設整備にお金が必要だった南相馬の会員事業所
震災後、何時間も、何十キロも送迎に走り回った南相馬の会員事業所
日割りや加算と減算の仕組みでは、南相馬に減算の要素はあっても、加算の要素は見あたらないのです。

福島県内どこでも、、、

南相馬に限らず、福島県内で、全国で言われ続けてきたことが、多くの困難を抱えた人たちに、いっそう重くのしかかっているのです。

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そんな中で、

いっしょにやってきた仲間が、退任するのはさびしいです。
体や心が壊れてしまわないように、ちょっと休もう。その間、残った人たちでがんばってやってるから。だから、元気になったら、また戻ってきてください。待ってます。

これから先被災地福島のビジョンを一年間かけて、みんなで考えてみます。

福島支部のみなさん
2017年度もよろしくお願いします。

総会に先だった(午前中の)研修会では

「郡山市の障がい者差別禁止を実現させる会」の『差別事例の聞き取りシートで、差別事例を聞き取ることができるか?』というテーマを持ち、楽しみを加えて行いましたが、同聞き取りシートでは、不十分で、ソーシャルコミュニケーション手段を考えなければならないと思いました。

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