4.21「約束守れ大集会」ごくろうさまでした。
4.21大集会にいってきました。
福島からは、バス一台に郡山から7人、いわきから5人。そして、前日の請願行動組、設楽支部長、小沼事務局長、ひだまり上田さん、田辺さんあいえるの会から橋本さんと介助者さん 合計18名が日比谷野外音楽堂に集まりました。主催者発表3000人の人たちに埋め尽くされたなかで参加してきました。
今回の集会は「約束守れ」の集会です。障害者自立支援法が三年後の見直しを条件に障害者総合支援法と名前を変え、その見直し法案が審議されています。
その中身は、障がい者自立支援法意見違憲訴訟で国が取り交わしたあの合意文書やそこで作られた障がい者制度改革推進会議で示された骨格提言や多くのみなさんの努力で批准された障がい者権利条約の中身からかなりかけはなれたものだと思えるものでした。
介護保険との統合、利用料の負担にむかっていかないように、まさに「約束守れ」の大集会でした。
福島から忙しいなか、なんとか時間をつくりあげて参加してくれた19人のみなさん本当にごくろうさまでした。
行きのバスの中では、にんじん舎や創造空間で働く障がいのある仲間から、今、困っていることを聞きながら日比谷にむかいました。「自分の障がいが進んで苦労していること」「施設外就労は稼げるけれど怒られてばかりだとつらいこと」「生活保護だと土曜日も働いてせっかくたくさん稼いだ給料やボーナスをそっくりひかれてしまうこと」「働きにくるのに利用料を払うようになったら、絶対いやなこと」などが話されました。
バスのなかで聞いた「障害者総合支援法三年後の見直し法案」は、本当に、みんなが話した困っていることをよくしてくれるものなのかとても不安になりました。
日比谷野外音楽堂で、前の日にみんなの署名を福島の議員さんに届けてくれた設楽支部長、小沼事務局長、ひだまりの上田さん、田辺さんと合流し、ステージ正面に陣取って開会の1時を待ちました。
続々と全国からたくさんの人たちが集まってきて、会場はいっぱいになりました。
たくさんの人たちからの報告や訴え、国会議員さんや障がい者団体の話は、全国にやっぱり困っている人たちがいて、国と約束し、みんなで決 めた骨格提言や、国が批准した障害者権利条約をしっかり守ってもらうことで、解決の道がひらけていくのに、お金をおさえるために、介護保険に統合し利用料を集めたり、利用できる人を減らしたりする方向に進んでいきそうな見直し案には、やっぱり反対だと強く思いました。
「あたりまえに働き、えらべる暮らしを」私たちは、障がいのあるみんなの困っていることを解決していくために、みんなと過ごしています。
帰りのバスのなかで、参加者のみなさんから、「今日の集会に参加して」思ったこと を話してもらいました。そのなかであらためて感じたこと。
・障がいのあるみんなは、困っていることや嫌なことをはっきり言えるようにする。職員はいつも、みんなの仕事や暮らしの責任者であり、代弁者である。
・はっきり伝えないと、このままでいい、だれも困っていないと周りは思い、国は自分たちのいいと思うようにやる。
・みんなで、困っていることや嫌なことやおかしいことを共有し、伝えていかないと、次の世代の人たちの仕事や暮らしがいっそう厳しくなる。
忙しい中参加してくれたみなさん、本当にありがとうございました。今日からまた仕事がんばりましょう。