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第21報 令和6年能登半島地震

category : 未分類 2024.4.5 

きょうされん福島支部では、みなさまから支部に寄せられた「令和6年能登半島地震支援金」から3月18日三回目の支援金10万円をきょうされん石川支部に送金させていただきました。きょうされん全国事務局へ直接お送りいただいたみなさまも含め、心より感謝いたします。

能登半島地震の発災から3ヶ月が過ぎました。東日本大震災・原発事故から三か月後の、私たちの6月は、強制的に避難を強いられた警戒区域は大混乱が続いていましたが、避難指示が解除された地域では、障がいのある仲間たちが、避難先での生活に馴染めず戻ってきていました。小さな子どもを抱えた職員さんたちは、放射能から逃れるために戻ってこれない状況にありました。事業所はすでに開かれていたので、久しぶりの再開にみんなの笑顔がはじけていました。しかし、無くなってしまった仕事は、なかなか戻らず、何もすることのない時間が、辛かったことを覚えています。そして、7月南相馬で福島支部の「現状を打破し、未来を切り開く研修会」を、被災した事業所さんと県内からかけつけた会員さんとで開催したことを思い出します。きょうされん就労支援部会の西澤さんを招き、その仕事おこしの研修会が「南相馬ファクトリー」あの缶バッチづくりのスタートでした。ヤマト福祉財団さんからの資金援助を受けてのスタートでした。

きょうされん災害対策本部では、今後の支援拠点となる七尾市の「支援センター」の整備を進めています。被災事業に対しては、発災当初から連携しているAARJapanさんに加え、ゆめ風基金さんとも合流し、被災した事業所の再建のための資金援助の相談が進み始めているようです。また、AARJapanさんに同行し、入り始めた孤立した障がいのある人たちの情報をもとに、片づけや物資届けなどの個別の支援も始まっているようです。七尾市の「支援センター」が支援者の拠点となって動き出しています。

福島支部佐藤見地支部長は、ひと月に一回程度、七尾市の石川支部支部長さんのお話を聞いています。以下3月末の様子を転記します。

 /ライフライン(水道)は回復しているが、排水管が壊れていたりしている。/ 作業所に関しては、能登半島については依然と利用者が半分の通所、職員も避難して少ない状態が続いている。/住宅の解体工事や撤去など国の補償を受けている間は、工事が始まるまで住宅の再建はできない(何年かかるのか、いつ倒壊した住宅を解体撤去してくれるか分からないため、避難している人たちは地元に戻れない状況)/輪島、珠洲の会員作業所の工賃は下がっている。/また利用者の通所が半分以下の作業所は運営的にも厳し さがみられる。/今後、大丈夫か不安である。/仕事は減ったが、利用者が少ない状況に、支援で多くの仕事を頂いても負担が大きい可能性がある。/福島より激励や見舞金などが、震災当初からあり感謝している。/ 支援物資が、輪島や珠洲の会員事業所では有り余っている様子が見られ、処理しきれないところがある。(2月末時点で支援拠点の支援物資の在庫は配布しなくした)/本田支部長はライフラインが戻ったことによって、安心したが寝不足なところがあるようと話なされていた。         佐藤見地

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