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東北ブロックとも育ち研修・第16報 令和6年能登半島地震

category : 未分類 2024.2.8 

2月3日、コロナ過、なかなか開催できなかった「東北ブロックとも育ち研修」が仙台市コッペの森で、これからの東北を担うみなさんたちと開催されました。福島支部からは、3名の参加でした。悩みや取り組みを語り合い、この研修で学び、交流を深めたみなさんが、東日本大震災から20年、宮城で開催予定の「きょうされん第54回全国大会」で、思いをぶつけあい、中心となり動くことになります。そして、みなさんが、今後の災害を含む数々の困難にも、つながりあい知恵と力を出しあって立ち向かっていくことになります。                        企画した実行委員のみなさん、宮城支部のみなさんありがとうございました。

また「東北ブロックとも育ち研修」に先だって、2月2日に第4回東北ブロック代表者会議が開かれました。今回の会議は、赤松きょうされん常務理事からの先遣隊報告と今後のきょうされんの被災障がい者や事業所支援について報告があり、東日本大震災を経験した東北の各支部のみなさんから、意見要望等がだされました。

なお、きょうされん福島支部では、みなさまから支部に届けられた「令和6年能登半島地震支援金」を1月に続き、2月2日に、きょうされん石川支部に二回目の送金をいたしました。

赤松きょうされん常務理事より  状況と支援の報告                                             まずは原発について、被害の酷かった珠洲市は住民の反対で原発はできなかった。もし、できていたらと思うとぞっとする。発災直後、福井の具谷理事が物資の運搬に入ろうとしたが、能登市や珠洲市には入らない方がいいとの話があった。その後、道路の隆起、陥没で移動にかなりの問題があるなか、3回ほど七尾の石川支部まで運んだ。第一次先遣隊、第二次先遣隊が被災会員の状況を聞き取っている。(きょうされんHP参考)第二次先遣隊については、支援拠点となる場所も探しているが、金沢からだと時間がかかりすぎる。七尾から珠洲まで3時間ほどかかるが、水やトイレの問題を検討しながら場所を検討する。二次避難所への移動を行政は進めているが、二次避難所へ移動すると障がいのある人たちを含め、所在を行政はつかめないといっている。

福島支部佐藤見地さんより  AARJapanからの要請でのボラ報告                                   道路やライフラインが断たれているなかで、様々な団体の支援が入ってきている時期の支援だった。東北ブロック共育ち研修の間で報告するが、一つ感じたことは、各団体で情報を共有したり、連携できれば、効率的に、かつ必要な支援を必要なところに取り残しなくやれるような気がした。


質疑  秋田支部澤田さん                                                          JDFとしての支援がスタートする前に、必要な次の支援をきょうされんとしてはどう考えているのか。国からの通知で人的支援の要請も来ている。

質疑  岩手支部鈴木さん                                                           国からの通知で、ひまわり園からの派遣で、すでに石川の入所施設の人的支援に入る予定である。

質疑  福島支部和田さん                                                           理事会の確認特記事項にあるように、きょうされん独自の動き(お見舞金・物資の運搬・先遣隊)が、今後は、人的な支援となっていくのか。人が入ることが簡単でない状況ではあるが、きょうされんとして、拠点を七尾に置くこと、そして被災会員事業所の再開にむけての人を含む支援を進めているのか。その後、会員事業所に限らないJDFとしての活動に、拠点も含め引き継がれる可能性も見据えたうえで検討しているのか。

質疑  きょうされん常務理事 赤松さん                                                   人が入ることが簡単でない状況ではあるが、きょうされんとして、拠点を七尾に置くこと、そして被災会員事業所の再開にむけての人を含む支援を検討している。その後、会員事業所に限らないJDFとしての活動に、拠点も含め引き継がれる可能性も見据えたうえで検討している。


質疑  福島支部和田さん                                                           支援基金から、お見舞金や支援物資の調達や先遣隊の経費等の他に、被災事業所の施設修繕や破損物品の購入等の助成もあると思うが、早く被災支部や被災事業所に知らせてやれないか。他に民間の助成金や国の災害復旧国庫補助金も含めて案内があれば、被災事業所は少しでも安心できるのではないか。

質疑  きょうされん常務理事赤松さん                                                    能登半島地震の助成要項を作成し、対応する予定である。今までも、災害ごとに対応してきた。能登半島地震支援金の状況をみながら、常任理事会で決定後、取り組み始める。

質疑 秋田支部 澤田さん                                                          きょうされんの運動推進基金について、災害等の緊急時は他団体への支出等を一時取りやめ、もしくは減額し、被災会員事業所の支援に使うとかはできないのか。

質疑 きょうされん常務理事 赤松さん                                                   双方ともに重要な枠組みなので、今のところはそういった検討していない。今までも、その意見がだされてきているのは承知しているので受けとめる。


なお、1月17日に行われたきょうされん理事会では、東北選出栗田理事、鷲見理事から、「JDF(日本障害フォーラム)の一員として支援活動にあたるということであるが、きょうされんとしてAARJapanさん等と連携しながら、スピード感をもって支援活動を進めるべきではいか」「全国会員に呼びかけている能登半島地震支援金(きょうされん自然災害基金)のみの財源ではなく、きょうされんの一般会計からも繰り入れて支援活動をすることも必要なのではないか」「能登半島の被害が甚大なのは理解しているが、石川県内の事業所、障がいのある人の被害や周辺の県の同様の被害を見落とさないようにしてほしい」「きょうされん自然災害基金から、被災会員事業所だけなく、被災事業所を支援している石川支部へも支援金を届けるべきではないか」がだされました。

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