台風13号にともなう大雨被害について
9月8日金曜日午後から9日土曜日にかけて降り続いた雨で、福島県浜通り地方と中通り地方で避難所が開設され、南相馬市小高地区といわき市内郷地区と植田地区などでは、堤防の決壊や河川の越水があり、浸水や土石流入による被害がでました。
きょうされん福島支部の会員事業所では、会員さんへ状況確認のメールを送信し、被害報告のあったいわき市には直接現地入り状況確認をしましたが、人的被害はなく、ライフラインもほぼ復旧し、厳しい状況下でも、事業所は全て通常開所していました。南相馬市小高地域については、報告確認のとれていない事業所さんについて状況確認をしています。
現時点での建物物品等の被害は、いわき市植田の自由空間さんでエアコン室外機の土台が陥没し、送迎車両も水に浸かりました。エアコン室外機は移転もしくは、土台の基礎工事をするか検討中とのことですが、なんとか送迎車両は走行できるため、浸水による悪臭と泥除去等の対策をしているとのことでした。今年度から会員になったキャンディ-さーかすさんは、小高い場所にあったため事業所の被害はありませんでしたが、周辺は住宅の浸水や車両の浸水が多くありました。アライブさんは、2019年台風19号被害後の護岸復旧工事等で浸水被害が回避され、送迎や配食も含め、土曜日も通常どおりの開所だったとのことでした。
会員事業所利用者さん2名、職員さん1名の方のご自宅では、床下浸水と車両の浸水被害があり、それぞれなんとか対応をされているとのことです。
いわき市内郷地区の宮川については、最新の洪水想定を解析中で、宮川周辺の大半が洪水ハザードマップに入っていなかったという問題はありましたが、近年複数回の水害被害により、大半の自治体も事業所さんもそれぞれが経験を生かし、対応されたことが、被害を最小限に食い止め、事業所を閉めることなく開所されていることに、頭がさがる思いでした。
昨今、秋田や沖縄を含め、日本中のいたるところで、四六時中、災害が発生しています。経験や教訓を共有しあい、これからも災害に襲われた地域のみなさんが、可能な限りの減災と少しでも心が軽くなることを望みます。
最後になりますが、ご心配いただいた県外のみなさま、ありがとうございました。 これからもみなさまとつながり続けることが、お互いに、困った時の踏ん張る力の源です。