「福島防災ワークショップその2」が開催されました
誰もが避難し続けられる避難所でなきゃ
「福島防災ワークショップその2」ご参加ありがとうございました
昨日のワークショップに、県内外から40人もの皆様に、ご参加いただきありがとうございました。二回のワークショップに、ご支援いただいたジャパンプラットホームさん、共催してくださったAARJapanさん、ご協力いただいたあいえるの会のみなさん、そして講師を引き受けてくださった岡山真備の多田さん、地域未来デザインセンターの天野さん、本当にお世話になりました。今回も「公平と公正」「モノの防災は必要。でもモノの防災だけでは人は救えない。人の防災を」「避難所は、支援と復興の地域拠点」などなど、たくさんの学びがありました。
今回のワークショップに参加してくださったみなさんは、「手助けや気配りがないと逃げ避難することができない」「困難を抱えている家族や身近な人の避難を考えている」そんな人たちでした。「そうでない大多数の人たち」がこのワークショップに参加してくれていたら、どんなことを考え思いどう結論をだしたのだろうか。「迷惑をかけあえる社会」それは、長い時間がかかる簡単にはいかない地道な取り組みのずっと先にあることです。
また、今回のワークショップで、離れていても全国の人と話ができ、話したコトが手話や文字になる。グループで話したコトが、画面に付箋のように張りつけられる。そんなことにニンマリしながら参加しました。人には得手不得手があります。リモートで参加することさえ、苦手な人かいます。言葉が聞き取りにくい人もいます。でも、人と人とがつながって得意な人に助けてもらえは、参加し、話をし、聞いてもらうことができました。そんなことを思ったワークショップでもありました。
まもなく17日。阪神淡路大震災の日がきます。あの時、被災されたみなさんはどんな思いで生きてこられ、今どのように過ごされているのでしょうか。18日。福島原発刑事訴訟控訴審判決が、東京地裁での無罪判決から東京高裁での判決が下されます。老朽化した原発の再稼働や原発の新設を進めようとするこの国は、なもなく訪れる3.11の東日本大震災と福島第一原発事故から、何を教訓として得たのでしょうか。
「私は逃げることができるの」「誰もが避難し続けられる避難所でなきゃ」私たちの教訓は。
二回のワークショップで考え学び、ひとりひとりが得た教訓を重ねあわせながら、日々の暮らしや自分の現場で、「大多数の人たち」を引き込んでやれることをひとつひとつやっていこうと思います。ひとりではやれそうもないことが、人と人がつながるとできそうな気もしてきました。これからもよろしくお願いします。