第51話 久乃浜海岸①
地震、津波、火災、原発事故、風評被害と5つの災害と闘う、いわき市南部の久乃浜地区。
原発から30キロのこの地域は屋内退避となり、殆どの住民が故郷を離れた。
津波の後、火災に見舞われた久乃浜。
63人が亡くなり、10人が行方不明となっている。
写真の正面が堤防。遮るものがなくなった。
焼けただれた木が、不気味な姿で立っている。
20日(土曜日)に行われる鎮魂の花火大会の為に、草刈りが行われていた。
2012年10月16日 | いわき市
地震、津波、火災、原発事故、風評被害と5つの災害と闘う、いわき市南部の久乃浜地区。
原発から30キロのこの地域は屋内退避となり、殆どの住民が故郷を離れた。
津波の後、火災に見舞われた久乃浜。
63人が亡くなり、10人が行方不明となっている。
写真の正面が堤防。遮るものがなくなった。
焼けただれた木が、不気味な姿で立っている。
20日(土曜日)に行われる鎮魂の花火大会の為に、草刈りが行われていた。
2012年10月16日 | いわき市
10月初旬、大阪在住の書道家・川瀬碧水(みゆき)さんら6人が、郡山市立桜小学校を訪れ、「出前書道授業」を行いました。
川瀬さんは先ず、大阪市立堀江小学校の子供達から託された応援メッセージを桜小学校の児童に手渡しました。
書道の出前授業では今度、桜小学校の子供達から堀江小学校の子供達にありがとうのメッセージが書かれ、そのメッセージを昨日、川瀬さん達が堀江小学校に持っていきました。
立ち会った、関西大学大学院の藤澤和久さんからのメールです。
大和田 さんへ。
おはようございます。
関西大学の藤澤です。
私達の活動を番組で取り上げて下さいまして、本当にありがとうございます。
さて、今朝、スポニチの山本さん・書道家の川瀬先生と共に大阪市立堀江小に行き、朝礼で、郡山市立桜小5年生が書いてくれたメッセージを、堀江小学校の5年生に手渡しました。
堀江小校長の中山太嘉俊先生は、「遠く離れた両校が書を通して繋がった。
この『絆』の交流、1度限りではなく今後も続けていきたい」と、話してくれました。
桜小から届いた書は、11月に行われる小学生の「作品展」で地域に向けて発信します。
大阪と福島を繋いでくださって、本当にありがとうございました
今後とも、よろしくお願いします。
藤澤 和久
2012年10月15日 | 郡山市
震災後、福島の子供達は全国から沢山の支援を受けています。
昨年の8月。
福島市飯坂町の平野中学校の2年生50人が、東京の企業の支援で、日帰りで東京ディズニーランドに行く事になりました。
しかし直前に行き先が、横浜の山下公園に変更になりました。
行き先を変更したのは、主役である中学生自身でした。
平野中学校の生徒の7割が果樹農家。
その大半が桃を育てていました。
桃は夏の果物。
しかし果樹農家が1番忙しいのは1月・2月の厳冬期の剪定作業です。
生徒達は、寒さの中懸命に農作業を行っている、じいちゃん、ばあちゃん、それに両親の苦労を目の当たりにして、全く売れない桃を横浜で消費者に直接渡し、 福島の現状を理解してもらいたいと、立ち上がったのです。
生徒会長が代表して校長先生を説得、其々の生徒が家庭で家族を説得して実現しました。
横浜山下公園で配られた300個の桃は、あっという間に無くなりました。
その時生徒達は、「福島の美味しい桃です!家族が一所懸命作りました。放射能検査もしてあります。全く心配ありません。安心して食べて下さい」と、声を枯らして呼びかけ、桃を配りました。
子供たちは、私達大人の背中を見ています。
彼等の手本となるように、手を抜かず 頑張っていきましょう。
原発事故が教えてくれた。
「手を抜くと、手間がかかる」
福島の復旧・復興を担う子供達の為に、私達大人が何をすべきか、一緒に考えていきましょう。
全ては、子供達の為に
2012年10月15日 | 福島市
みんなの党と維新の会の協議再開。
選挙のためなら何でもアリですか。
みんなの党を離党した参議員3人はどうするんでしょうか。
維新に参加した国会議員の顔ぶれが、維新の支持率を下げています。
まあ、政治家の皆さんは国民を見てないですから、選挙に向けてなりふり構わずの、当たり前の行動なのかもしれませんね。
昨日、3・11の時に、自宅近くの障害者を助ける為に、津波にのまれ、まだ遺体が見つかっていない、いわき市久の浜の市議会議員・高木芳夫さん(65)の奥様に浜風商店街でお話を伺いました。
「住民避難を呼びかけ、最後まで住民を助ける為に行動した主人を誇りに面白います」と涙ながらに語ってくれました。
最近行われたいわき市議会議員選挙で、高木芳夫さんの後継者の36歳の木村候補が5千票を越える得票を集め、トップ当選しました。
高木芳夫さんの故郷を思う気持ちが引き継がれました。
地域の人達皆で、木村議員を盛り上げていくことになっています。
また、マザーテレサの言葉を思い出しました。
「多くの民の幸せを願う者は、先ず、傍らに倒れている一人を助けなさい」
2012年10月14日 | その他
いわき市久之浜の浜風商店街で今日午後、浪江町請戸出身のシンガーソングライター・門馬よし彦さん(33)のミニコンサートが行われました。
ステージは門馬さんの体型に合わせて、土俵を使用しました。
門馬さんの自宅は玄関から海岸まで30歩の近さ。
当然津波で基礎を残して全て流されました。
3・11、自宅には祖母が1人でいましたが、津波が来る寸前に門馬さんの義理の弟が助け出してくれました。
婆ちゃんは今、門馬さんと一緒に福島市の仮設住宅で生活しています。
津波が全てを奪って行ったが、生き残った私達が絆を繋いで故郷を復興させようと歌う「願い」には、会場からすすり泣く声も聞かれました。
被災地の思いを歌に託し、門馬よし彦さんのコンサートはこの秋佳境を迎えます。
2012年10月14日 | いわき市