第650話 マスコミの反省④

 

 
いわき市出身の写真家からのメールです。

④高校生の取材拒否、すごい信念だと思います。中央マスコミは、勝手に物語を作ってしまう、伝えてやってるのにと上から目線、子供にもわかるということですね。

マスコミが、特別なんだという意識を持って取材している以上、それは直りませんね。

福島のことは福島のマスコミに取材を任せ、それをそのまま放送すればよいと思うのですがね。余りに酷すぎますからね、今の中央マスコミは。

第649話 マスコミの反省③

 

 
双葉高校に通う娘さんを持つ、お母さんからのメールです。

③この女子生徒の気持ち本当に良くわかります。

取材をしてもらっても、記事になるのは、私達が伝えたい事とは、全くちがったものでした。

長女も次女も同じ思いでした。

第648話 マスコミの反省②

 

 
10歳の娘さんを津波で亡くしたお父さんからのメールです。

②その女子高生は、偏った取材者に合い、辛い想いをされたんですね。

頑なにさせてしまったのは、マスコミだけではなく、周囲の大人達、みんなの責任だと思います。

いつか震災を伝える職業の、素晴らしい部分も、見ることができる機会があればいいですね。

第647話 マスコミの反省①

 

 
相馬東高校の女子生徒が、NHK の取材を拒否した事に関して、少なからず同じような経験をした人達からメールを頂きました。

①20年前の北海道南西沖地震で、父と義理の兄を津波で亡くした男性からです。

うんうん、自分も経験あります。

災害当時、ホテル倒壊や身内の死、旅館を経営していたことで、テレビ局や週刊誌が取材に押し寄せて来ました。

義理の兄が、遺体で家に帰ってきた時も、しつこく家に来ましたし、これから身内で葬儀を(お坊さんも被災していたため)しようとしていた時も、玄関まで入り込んで来て、俺と言い争いになりました。

それからも沢山嫌な思いをしたのでマスコミの取材には、協力しませんでしたね。これは、私だけの事ではありませんね。

でも、ごく一 部のテレビ局や週刊誌の方とは取材抜きで付き合ったことも事実でした。

第646話 反省しかありません

 

 
10月20日(日曜日)に相馬市の相馬東高校で文化祭が行われる。

特別企画として、津波で被災して修復された、いわき市薄磯の豊間中学校
のピアノが登場し、このピアノで特設合唱部が心を込めて校歌などを歌う。

福島県の復興を担う高校生が、瓦礫の中から蘇った奇跡のピアノで、未來へのハーモニーを奏でる。

楽しみだ。

しかし、

豊間中のピアノで伴奏する、相馬東高校の女子生徒が、NHK の取材を断わった。

彼女によると「震災後、押しかけてきたマスコミに追いかけ回され、安らぎの時間を奪われました。彼らは、自分達の質問に対する答えを引き出す事しか考えていません。被災者の気持ちを聞こうなどとは全く考えていませんでした。だから、私は二度とマスコミの質問に答えないと決めたのですと」と。

私達はこの震災で、いったい何を伝えてきたのか。

反省!