第177話 栗林中将

 
相馬市の立谷秀清市長からのメールを転送します。


実は、

震災直後の、毎晩市長室のカーペットの上で仮眠をとっていた時、

夢うつつに思い描いていた人がいました。

硫黄島を守り

少しでも本土防衛の時間を稼ごうとして

無駄なバンザイ突撃より
苦しい持久戦を選んだ

栗林忠道中将でした

2006年
ノンフィクション作家の梯久美子カケハシクミコさんが硫黄島での栗林中将玉砕に至るまでの記録を、「散るぞ悲しき」に著しました。

どうぞ読んで下さい。

因みに宮城県知事の村井さんも栗林中将の熱烈なファンで、硫黄島まで弔いにいったそうです。彼は栗林中将を軍神と思っています。

ただ梯久美子さんのこの名著ことは知らなかったと言うので、早く読むように奨めたところ早速Amazonで注文すると言っていました。

因みに、うちの秘書課は皆読んでいます。

総務大臣の進藤義孝さんは栗林中将の長女タカ子さんのご子息です。

震災直後、栗林中将の万分の一でも、我に指揮官としての力を出さしめ給えと念 じつつ長い夜を耐えていました、と大臣に申し上げた処、立ちあがって私に最敬礼されました。
 

第176話 南相馬市、希望の灯り

 
阪神淡路大震災から今日で18年。
 

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南相馬市役所前の文化センター(夢はっと)正面に立つ「希望の灯り」は、神戸から贈られた鎮魂と復興の証。

そこには、こう記されている。
 


希望の灯り
 

2011年3月11日、
午後2時46分
東日本大震災。

震災が奪ったもの
命、仕事、団欒、
街並み、思いで

たった1秒先が
予知できない人間の限界。

震災が残してくれたもの
やさしさ、思いやり、絆、仲間。

この灯りは
奪われた
すべてのいのちと
生き残った
わたしたちの思いを
むすびつなぐ。
 

堀内正美(神戸市)
 

第175話 あと少しの支援があれば

 
1月21日の「月曜Monday (もんだい)夜はこれから」はゲストに、福島県点字図書館館長の中村雅彦さんを迎えて、「あと少しの支援があれば」と題してお送りする。
 

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「犠牲をなくすために障害者には、向こう三軒両隣の助け合いが必用だ」と、中村館長は訴える。

中村館長がまとめた著書「あと少しの支援があれば」、それは、東日本大震災・障害者の被災地と避難の記録である。

近所の助けのないまま津波に流された車椅子の男性。放射能から逃げる為に避難所を転々とし、健常者と同じ生活を強いられた視覚障害者。避難所に入れず、1カ月の間車の中で過ごした発達障害者。

東日本大震災で甚大な被害を受けた福島県沿岸部で、中村館長が障害者への取材を通じ、障害者と共に災害を乗り越えて行くヒントを得た。

どうやって津波から逃れたのか、なぜ逃げられなかったのか。避難所ではどんな生活をおくったのか。仮設住宅とはどんなものなのか。

震災以来、多くの障害者に聞き取り調査を行い、中村館長はある結論に至った。

「障害者が災害から無事に逃れるため には、小さな支援が必用だ」。

阪神淡路大震災や新潟を襲った2度の震災の反省が、東日本大震災に全く生かされなかった点に注目し、今後、いつ起こるか分からない災害に対応するため、中村館長は行政に向けて様々な施策を提言する。

障害者とその家族がどうやって災害から生き延びて行くか、また地域住民はどんな支援が出来るか、行政はどんな準備をするべきか。

中村館長の話から、各々にとっての「あと少しの支援」とは何かを考えるきっかけにしてほしい。

月曜日の夜7時から放送する「月曜Monday ( もんだい)夜はこれから)は、ユーストリームを通して、音声と影像を世界中に発信。

県外の方は、パソコンかスマホでお聴きを。
 

月曜Monday 夜はこれから(1月21日)
http://www.ustream.tv/recorded/28695996
 

第174話 琥珀のラーメン

 
飯舘村の仮設住宅の一角に甦ったラーメン屋さん。名前は「琥珀」。
 

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ここのパーコー麺は、メチャクチャ美味しい。

琥珀の隣には、仮設住宅に住む人達の為に、日常品を売る店もオープンした。

川俣町特産の川俣納豆を買ってきた。
 
 

『琥珀』
現住所:福島市松川町金沢字麦地石1-1
電話:024-567-5657
営業時間:11:00~20:00(オーダーストップ19:00)
定休日:月曜日

 

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第173話 須賀川市から

 
友人のお父さんが、須賀川市農業賞を受賞しました。
 

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受賞した和田博文さん(57)は、農業経営の安定化を計るだけでなく、地域農業者のリーダーとして担い手育成に務めています。

和田さんが作る花は高く評価され、テッポウユリとハイブリッドスターチスは、品評会で農林水産省大臣賞を受賞しています。

輝かしい農業実績の影には、奥さんを始め家族の支えがあっことを、忘れてはならないとおもいます。