第187話 春選抜

 
★春選抜高校野球、聖光学院高校と21世紀枠 でいわき海星高校の県内2校が選ばれました。
 
春選抜
 
写真は、校長先生から選抜出場の報を聞いて、飛び上がって喜ぶ、聖光学院高校野球の1・2年生の部員です。

聖光学院高校野球部の斎藤智也監督は、「2年生は震災の時は中学3年生でした。放射能の問題で入学をためらった生徒が沢山いたはずです。心配する親を説得して、聖光学院高校野球部に来てくれた彼らの期待に、今度は我々スタッフが応える番です」と話してくれました。

★いわき海星高校は、県内で唯一津波の被害を受けた高校です。生徒も2名犠牲になりました。

校舎の一階と体育館な今も使えず、グラウンドも津波の砂に覆われたままになっています。

21世紀枠での出場が決まった瞬間、電話口の沢尻校長は言いました。
「ありがとうございます。子供達が 夢を諦めず未来を見つめて頑張ってきた結果です。全国の皆さんからの支援に対して、感謝の気持ちを持って甲子園に臨みます」と。

16人の部員と2人の女子マネージャーは、心を込めて、監督、部長、校長を胴上げし、喜びを爆発させていました。

第186話 吹奏楽の力で相馬・南相馬に元気を

中学校の音楽の先生からのメールを転送します。

 

大和田様
いつも情報をありがとうございますm(_ _)m
今日は私からも情報を発信させてください。

上記のポスターにもあります様に、来る1月27日(日曜日)・南相馬市鹿島区のさくらホールで演奏会があります。

この演奏会は相馬地区の高校(県立相馬・県立相馬東)の合同演奏会ですが、今年は南相馬の中学校にも参加してもらい【相馬・南相馬に元気を】と題して開催します。

私も出演します。私はフルートの演奏と独唱で【千の風になって】を演奏します。

相双地区の吹奏楽は県内でも有数の盛んな地区でした。しかしながら震災の影響で生徒の数が激減したりと各校様々な状況下のなか活動しています。こんな中でも各校の顧問の先生を筆頭に頑張っています。

川内中 藤原真哉

★大会の成功をお祈り致します。

第185話 石崎芳行東電副社長

 

東電副社長の石崎芳行福島復興本社代表にお話を伺いました。

 

石崎芳行東電副社長

 
まず、インタビューは福島県民に対しての謝罪から始まりました。

国も東電もこれまで、反省は述べていましたが、東電幹部から正式に「謝罪」を聞いたのは始めてでした。

そこには、福島を愛する石崎芳行さんの責任と決意を実感しました。

一切の編集なし、60分の本音をお聞き下さい。

石崎芳行東電副社長・福島復興本社代表のインタビューは、来週月曜日28日・午後7時から放送します。

インターネットのユーストリームを通して世界中に音声と影像を発信します。

県外の皆さんは、パソコンかスマホでお聞き下さい。

 

『月曜Monday 夜はこれから!』(ラジオ福島)
【ustream】 月曜 19:00~20:50
 http://www.ustream.tv/channel/rfc-radio
【facebook】
 https://www.facebook.com/Monday1458
  

第184話 高橋亨平先生

 

高橋亨平先生がお亡くなりになりました。昨年夏に先生にお会いした時の取材メールを、改めて転送します。

合掌。
 
高橋亨平先生
 

★大腸がんを患いながら、南相馬市で放射線と向き合い、診療を続ける原町中央産婦人科の高橋亨平(きょうへい)先生にお話を伺いました。

高橋先生は9月上旬まで毎日、南相馬市から1時間20分かけて、県立医科大学放射線治療科へ通っていました。

「何の為に、こんな苦しみに耐える必要があるのか」と、ふと思う時がりました。

そんな時、高橋先生は思いました。

「この地域に生まれてくる子供達は、賢く生きるならば絶対に安全であり、危険だと大騒ぎしている馬鹿者どもから守ってやらなければならない」

原発事故後、分娩できる施設が無かった南相馬市も、南相馬市立総合病院
の産婦人科などがこの4月から分娩を開始しました。

高橋先生は、自分の役割は終わったと思いました。

しかし、自分を頼って来てくれる患者さんを断ることはできません。

先生は自らの命を削りながら、毎日診療を続けています。

『使命感のもとに』

★高橋先生は全国のdoctorにブログで呼びかけています。

「こんな診療所ですが、勤務していただける勇気あるdoctorを募集します。婦人科、内科、消化器科、循環器科、総合診療科、何科でも結構です」

「ガンと闘って、頑張ってきましたが、甘くは無いなと感じています。何時まで生きられるかわかりません」

「覚悟は決めていても、苦しみが増すたびに、もし、後継者がいてくれればと願ってやみません。私の最後のお願いです。どうか宜しくお願いします」と。

震災から一歩も逃げずに、南相馬市の医療を支え、住民の心のよりどころとなってきた高橋亨平先生の『命の叫び』が、どうか届きますようにと、願わずにはいられません。

高橋亨平先生の行動や言葉には、魂が宿っています。

政治家の「政治生命をかける」という言葉がなんと陳腐なことか!

★高橋亨平先生のご冥福を心よりお祈り致します。

第183話 高橋亨平先生

 
★大腸がんと闘っていた南相馬市の中央産婦人科医院の高橋亨平先生が今日午後6時時33分、南相馬市立総合病院で亡くなりました。
 

183
 

東大医科研の坪倉先生がみとりました。

眠るように、天に召されたそうです。

本当に残念です。昨年の夏に高橋亨平先生にお会いし、お話を伺ったのが、最後となりました。

その時に送ったメールを改めて転送します。

合掌。
 
 

★大腸がんを患いながら、南相馬市で放射線と向き合い、診療を続ける原町中央産婦人科の高橋亨平(きょうへい)先生に、明日朝8時20分から、電話でお話を伺います。

時間は5分間。 体調が良ければという条件付きで。

高橋先生は毎日、南相馬市から1時間20分かけて、県立医科大学放射線治療科へ通っています。

「何の為に、こんな苦しみに耐える必要があるのか」と、ふと思う時がります。

そんな時、高橋先生は思います。

「この地域に生まれてくる子供達は、賢く生きるならば絶対に安全であり、危険だと大騒ぎしている馬鹿者どもから守ってやらなければならない」と。

原発事故後、分娩できる施設が無かった南相馬市も、南相馬市立総合病院の産婦人科などがこの4月から分娩を開始しました。

高橋先生は、自分の役割は終わったと思いました。

しかし、自分を頼って来てくれる患者さんを断ることはできません。

先生は自らの命を削りながら、毎日診療を続けています。
 
 

『使命感のもとに』

★高橋先生は全国のdoctorにブログで呼びかけています。

「こんな診療所ですが、勤務していただける勇気あるdoctorを募集します。婦人科、内科、消化器科、循環器科、総合診療科、何科でも結構です」

「ガンと闘って、頑張ってきましたが、甘くは無いなと感じています。何時まで生きられるかわかりません」

「覚悟は決めていても、苦しみが増すたびに、もし、後継者がいてくれればと願ってやみません。私の最後のお願いです。どうか宜しくお願いします」と。

震災から一歩も逃げずに、南相馬市の医療を支え、住民の心のよりどころとなってきた高橋亨平先生の『命の叫び』が、どうか届きますようにと、願わずにはいられません。

高橋亨平先生の行動や言葉には、魂が宿っています。

政治家の「政治生命をかける」という言葉がなんと陳腐なことか!

★また、明日午後3時に、高橋亨平先生にお会いします。

先生は、「何とか10分間なら、話せると思うよ」と、おっしゃってくれました。

嬉しい限りです。

高橋先生の魂の叫びを聞いてきます。