相馬市

第17話 ランドセル

 

今年2月。

石川県金沢市の菊川小学校からランドセルが16個贈られてきました。

預かったのは、郡山市の大工、山田仁一さん41歳。

山田さんは、近くの小学校、保育園、幼稚園に、このランドセルを使ってもらえないかと、申し出ましたが、全て断られました。理由は、新品ではないから。

贈られたランドセルの中には持ち主の小学生からの手紙が入っていました。

「おばあちゃんが買っくれたランドセルです。大切な想いでがたくさん詰まっています。取って置きたかったけれど、困っている人に使ってもらえたら、うれしいです。大事に使って下さい。」

山田さんから私に長い手紙が届きました。

このランドセルに込めた、菊川小学校のこども達の善意を無駄にしたくない と。

山田さんから預かった16個のランドセルを、相馬市松川浦の「みなと保育園」に届けました。

和田園長は、いただいた善意を大切に、こども達に感謝の気持ちを教えていきますと、話してくれた。

福島県はこれからも、全国からの支援を必要としています。

新品はもらうけど、中古はいらない。

そんな思いが、福島県の復興の障害にならなければと願うのみです。

贈られたランドセルを背負うこども達の笑顔は、福島の未来そのものでした。

第2話 月曜Monday

明日、9月24日(月曜日)の「月曜Monday ( もんだい)夜はこれから」のPR !

明日はゲストに福島市山口は常円寺の住職・つるりん和尚こと、阿部光裕(あべこうゆう)さんと、東京大学医科学研究所特任教授の上昌広(かみまさひろ)先生のお二人を迎え、これからの福島県の復興・復旧に欠かせない除染・医療・教育などについてお話を伺います。

阿部光裕住職は、いち早く除染に取り組み、自宅裏山の敷地を仮置き場として市に提供し汚染土を保管、地域住民に安心を与えています。

上昌広先生は、震災直後から南相馬市・相馬の医療支援に入り、WB C (ホールボディカウンター)の導入などに尽力、地域住民の心と体のケアに当たっています。

またこの日は、WB C (ホールボディカウンター)で多くの南相馬市民の内部被曝検査に当たってきた、東京大学医科学研究所の坪倉正治(つぼくらまさはる)先生や、 相馬高校に教育支援に入っている大手予備校カリスマ講師の藤井健志(ふじいたけし)先生にも電話でお話を伺います。

藤井健志先生は、東大剣道部出身で、上昌広先生の後輩にあたります。

歯に衣着せぬ「つるりん和尚」の暴走をどう止めるかが、番組の鍵となります。

そして、和尚から明日はスペシャルゲストがあると聞いています。

いったい誰なのか!

お楽しみに。

放送は、明日夜7時から9時までの2時間。

番組は、ユーストリームを通じて、映像と音声を世界中に発信します。

県外の方は、パソコンでお聴き下さい。

 

月曜日の夜7時から放送する「月曜Monday ( もんだい)夜はこれから)は、ユーストリームを通して、音声と影像を世界中に発信。

県外の方は、パソコンかスマホでお聴きを。
 

月曜Monday 夜はこれから(9月24日)
http://www.ustream.tv/recorded/25671729