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第324話  群馬司法書士新聞

 

 
4月15日(月曜日)の「月曜Monday ( もんだい)夜はこれから」は、ゲストに群馬司法書士会の皆さんを迎えてお送りする。

テーマは「群馬司法書士新聞と東日本大震災」

ゲストはいずれも、群馬司法書士会理事の島田貞夫さん(67)、齊藤幸光さん(58)、宮澤仁さん(54)の3人。

震災直後、群馬県には3000人の福島県からの避難者がいた。

群馬司法書士会は、司法書士という職能集団の持つ、知識や経験を活かしボランティアで出張相談会などの支援活動を行ってきた。

そんな相談会の中で、「遠く群馬に来て故郷の状況が全くつかめない」という避難者の不安や不満に接し、『故郷の今』を見てもらおうと、群馬司法書士会の会員を被災地に派遣し、現地の写真を中心として編集・発行したのが、「群馬 司法書士新聞(震災特別号)」の第1号である。

群馬司法書士新聞の第1号は、多くの避難者の方々から好評を得、「避難者の方々が必要とする情報を提供する」ということも一つの支援の形であると考え、群馬司法書士新聞(震災特別号)を発行する事を決めた。

群馬司法書士会はその後、福島県内の全ての仮設住宅を巡回し、新聞を配付すると共に、被災者の嘆き、悲しみ、怒りに直接耳を傾け、心に寄り添う活動を続けてきた。

こうして発行されてきた新聞は20号を越え、震災に関する法律相談や損害賠償の具体的な方法などの法律問題をはじめ、なかなか発信されない被災者や避難者の本音を、掲載してきた。

震災から2年が経過し、損害賠償請求の民法上の時効も目前に迫ってい る。

今、群馬司法書士会では、全国の有志司法書士が結成した「原発損害賠償支援司法書士団」として、個々の被災者の相談や具体的な訴訟支援に当たっていくことを決めた。

毎週 月曜日夜7時から放送の「月曜Monday(もんだい)夜はこれから」は、ユーストリームを通して世界中に音声と影像を発信。

県外の方はパソコンかスマホでどうぞ。
 

『月曜Monday 夜はこれから!』(ラジオ福島)
【ustream】 月曜 19:00~20:50
 http://www.ustream.tv/channel/rfc-radio
【facebook】
 https://www.facebook.com/Monday1458
  

第323話  入学式

 

 
福島県内の公立小中学校、県立高校で8日入学式が行われた。

今年、新入学生がゼロだった県内の公立小中学校は合わせて15校。

少子化に加えて東日本日本大震災と原発事故の影響で、小学校は浪江町の浪江小学校や南相馬市の真野小学校などを含む12校となり、前の年より8校増えた。

このうち浪江小学校は8日、原発事故に伴う移転先の二本松市の校舎で始業式のみを行った。進級した2年生から6年生までの17人の児童に、石井賢一校長が「1年生がいなくても、皆さんは各学年で果す役割を自覚し、勉強に励んで下さい」て挨拶した。

第321話  ありがとう

 

 
きょうされんの仲間から、感動的なお手紙を、たくさん頂きました。

福島県いわき市植田町に事務局を置く、障害者団体「エル・ファロ」の関係者のみなさんからです。

15通のお手紙は、私の「大和田ルポ」を読んでの感想で、全て手書きで心がこもったものでした。

いくつか紹介します。


ピアノを復活していただいた、豊間中学校の在校生の保護者です。
大和田さんのレポートを読んで、あの時がよみがえってくると共に、ピアノに関わった皆様の深い思いに、熱いものが込み上げてきます。

私達は、多くの方々に救われ支えられてきました。

ピアノの復活をメディアを通し て知り、生かされた命を精一杯燃やして行くことが使命だとかんじました。

ありがとうございました。


大和田さんのルポ、「福島のたからもの」「姫花ちゃんのハンカチ」「東電復興本社開設」「頑張れ純平さん」「テノール歌手・本田武久さん逝く」等を興味深く読ませて頂きました。

東日本大震災により、私も過酷な運命を背負う事になりました。

しかし、大和田さんのレポートを読んで、希望の光を見つけ、夢に向かってチャレンジする方々の懸命に生きる姿に、勇気と感動をもらいました。

震災に立ち向かい、挑戦し、立ち直ろうとする人々から、生きる力を頂きました。

大和田さんのルポを読んで、私自身が震災の疲れ が出始めた心と体に、栄養をもらいました。


相馬の立谷市長の漁労倉庫を読んでの感想です。

相馬の海の人達は、津波で大きな被害を受けた事を踏まえて、以前より不便になっても、安全を優先し、居住区域と仕事場を離す事を選択しました。

それは、復興への第一歩だと思います。

私は今、いわき市に住んでいますが、回りに楢葉や富岡の人達が家を建て始めました。

故郷へ帰る事をあきらめ、いわき市に住む決断をした人達の心を思うと、原発事故さえなかったらと思わざるを得ません。

双葉の皆さんの復興はまだまだですが、できるところからどんどんやるしかありませんね。

相馬の人達には、先頭に立って頑張って欲しいですね。

大和田新

★「きょうされん」はかつての、「全国共同作業所連絡協議会」。障害を持つ人達の社会参加を助ける為の、共同作業所の集まり。

9月21日(土曜)と22日(日曜)の両日、郡山市磐梯熱海町で、「きょうされん全国大会」が開催される。

その実行委員長を私が務める事になっている。

大和田ルポは、きょうされんのホームページに掲載されている私の全国の会員へのメッセージ。

第320話  深刻な汚染水

 

 
爆弾低気圧が、日本列島を駆け抜けて行きました。

全国で3人亡くなるなど、県内でもいわき市を中心に冠水、土砂崩れの大きな被害をもたらしました。

皆さんの所はいかがですか?

★それにしても、東電第一原発の汚染水の問題は深刻ですね。

仮設タンクの耐用年数もありますし、廃炉に向けて汚染水の処理が最大の課題になると考えています。

梅雨を前に、作業員の方の健康管理にも十分配慮して欲しいものです。

原発の収束は、まだまだ先の話し。

帰村、帰町に向けてライフラインの整備を進めても、原発が不安定では、住民の気持ちも故郷から離れてしまいかねません。

★警戒区域が解除された浪江町に、先日、南相馬市の消防団のメンバーだった「復興浜団」が、全国のボランティアと一緒に総勢80名で行方不明者捜索に入りました。

県内では以前220人が行方不明となっています。

自分達の手で家族を捜すとの一心で、海岸やテトラポットの間を見て回りました。

原発事故後、家族を捜す事が出来なかった人達の苦しみや悲しみを、国や東電はちゃんと理解し、背負っていって欲しいと切に願います。

第305話 聖光学院頑張れ♪

 

 
明日午前11時から、我が「聖光学院高校」はベスト4をかけて、敦賀気比高校と対戦します。

今のチームはここ5年間で、最も弱いチームと言われています。

それは監督も選手も認識しています。

なぜならば、主力の新3年生が震災の時に中学3年生で、放射能問題を抱える福島県に来るのを多くの球児がためらったためです。

多くの有望な選手が入学を辞退する中、逆に命がけで反対する親を、命がけで説得してきた選手もいます。

どうしても、聖光学院高校野球部でプレーしたい、そんな子供達が集まったチームです。

斎藤監督や横山部長は「命がけで聖光学院を選らんでくれた子 供達に、今度は私達スタッフが全力で恩返しする番です」と話してくれました。

彼等のはつらつプレーが、福島を明るくします。

頑張れ聖光学院!