第641話 ふるさと

 
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川内村出身のミュージシャン・渡辺俊美さんと川内村の遠藤雄幸村長が「ふるさと」を歌いました。

村長は歌うというより、口ずさんでいるようでした。遠藤村長の向こうには、創立90周年を迎えた県立双葉高校の記念式展のポスターが見えます。(渡辺俊美さんは双葉高校OB )

「帰れない、帰らない人の為にも『ふるさと』は必要なんだ。たがら、先に帰って待っています」

昨年1月末の遠藤雄幸村長の帰村宣言から20ヶ月。3000人の住民のうち、1400人が戻って村での生活を再スタートさせました。その中には、53人の子供達が含まれています。

「ふるさと」とは何んですか?2人に聞きました。

渡辺俊美さんは「無くてはならないもの。そしていつかきっと帰る所」。

遠藤雄幸村長は「私の居場所。私の全てです」と話してくれました。

貴方にとって「ふるさと」とは、なんですか。