第571話  知事訪問

 
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9月21日(土曜日)・22日(日曜日)の2日間、福島県郡山市磐梯熱海町で障がい者の祭典「第36回きょうされん全国大会」が開催されます。

来賓に佐藤雄平福島県知事、品川萬里郡山市長を迎え、全国から千人を越える障がい者の皆さんとスタッフ合わせて2千人が参加します。

東日本大震災では、障がい者の死亡率が、健常者の2倍を越えているという現実を踏まえ、次に来る災害で死者を出さない為の取り組みを最優先に考える大会にしていきたいと思っています。

今日、佐藤雄平知事を訪ね、全国大会開催のご案内と、歓迎のご挨拶のスピーチ承諾の御礼をお伝えしてきました。

席上、知事には二つのお願いをしてきました。

一つは、7年後の東京オリンピックの選手の入場の際に、昭和39年のオリンピックで使われた福島出身の古関裕而作曲の東京オリンピックマーチを使うように安倍総理に頼んで欲しいという事。

二つ目は、いわき市薄磯で津波で亡くなった、鈴木姫花さんのハンカチを受け取って欲しいという事です。

オリンピックマーチの話は半分上の空でしたが、姫花さんのハンカチについては、じっとハンカチを見つめながら、頷いて聞いていました。

そして最後に、「姫花さんのご家族に宜しく伝えて下さい。このハンカチは一生の宝物として、大切にします」と、話してくれました。そして知事は姫花さんのハンカチを丁寧にたたんで、上着の内ポケットに入れました。