第567話  避難弱者

 
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あの日、福島原発間近の老人ホームで何が起きたのか?

東京電力福島第一原子力発電所の事故で、緊急避難を強いられた介護施設の職員らの奮闘や葛藤を綴った「避難弱者」を読んだ。

著者はフリージャーナリストの相川祐里奈さん(26)。相川さんは大学卒業後、読売新聞の記者となり、震災後に福島県で取材したことを機に、新聞社を辞め国会に設置された東京電力福島原子力発電所事故調査委員会に飛び込み、事務局調査員として調査することになった。

この中で相川さんは、原発事故で避難した高齢者施設の状況を記録として残す事を決めた。

福島県内の老人ホーム計20施設を訪ね、延べ47人から当時の様子を聞く事ができた。

現場職員の生の声が感動を呼ぶ、涙溢れる一冊だ。
相川さんの取材を支えたのは、福島県社会福祉協議会老人福祉施設協議会の協力と義援金。

9月16日(月曜日)の「月曜日Monday ( もんだい)夜はこれから」は、「避難弱者」の著者・相川祐里奈さんをスタジオに迎え、取材を通して感じた事、未来への提言を聞く。

「月曜Monday ( もんだい)夜はこれから」は、月曜日の夜7時から2時間の生放送。

ユーストリームで音声と映像を世界中に発信している。

県外の方は、パソコンかスマホでアクセス可能。

 

『月曜Monday 夜はこれから!』(ラジオ福島)
【ustream】 月曜 19:00~20:50
 http://www.ustream.tv/channel/rfc-radio
【facebook】
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