第520話 リーダーの資質
相馬市で行われた「相馬復興土俵入り」で、横綱白鵬関にインタビューした。
「相馬市をはじめ、被災地の皆さんに横綱からメッセージをお願いします」と言うと、白鵬関は「私は最近色紙に『夢』という文字を書きます。私は横綱になるという『夢』をもって角界に入りました。どんな時にも『夢』をもって諦めずに頑張って欲しいと思います」と。
「横綱の夢を支えてくれたものはなんですか」と聞くと、「それは、子供達をはじめ、応援してくれる皆さんの笑顔です」と即座に答えてくれた。
『夢』を持つことの大切さと、それを支えてくれた多くの人達への『感謝』の気持ちを忘れずに、横綱白鵬関は来場所も子供達の声援を力に変え、全勝優勝を目指す。
たった五分間のインタビューだったが、横綱白鵬関の温かい人柄と、豊かな人間性、強さ の中の優しさを感じる事ができた。
究極のリーダーがここにいた。
政治家の「ナチスに学べ」や「バカでも○○んでも当選する」などの人間性を疑う発言に、この国の将来を憂える人も少なくない。
そんな奴等に、横綱白鵬関の「爪の垢」でも煎じて飲ませてやりたい。
もったいないか。
2013年8月9日 | 相馬市