第25話 玉野のピアノ
相馬市立玉野小学校に、埼玉県の60代のご夫婦からピアノが寄贈されました。
山間の相馬市玉野地区にある玉野小学校は、全校生徒が14人。
共有している体育館をはさんで、渡り廊下でつながっている玉野中学校も全校生徒14人。
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先日、その体育館に寄贈されたピアノを使い、相馬市出身のフルート奏者、芳賀文恵さんが音楽仲間3人と音楽会を開催しました。
芳賀さんは相馬市の沿岸部・尾浜出身。家族は無事でしたが、家は津波で流されて跡形もありません。
友人もたくさん亡くなりました。
虚脱感から1年間は何もできなかったそうです。
今は、自分のできること、音楽の力を信じて、被災地を回っています。
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音楽会終了後、寄贈されたピアノで、玉野小学校と玉野中学校の校歌を子供達が熱唱しました。
ピアノが無かった体育館に校歌が流れたのは初めてでした。
娘が使っていて、今は使わなくなった大切なピアノを被災地に届けたい!
朝日新聞に私が書いた、豊間中のピアノの記事を読んだ埼玉県の奈良さんご夫妻から、被災地にピアノを寄贈したいという手紙をいただいたのが、全てのきっかけでした。 に発信します。
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自然豊かな相馬市玉野地区の子供達の元気な歌声が体育館に響き渡りました。
2012年9月29日 | 相馬市