台風13号台風にともなう大雨被害報告 続報
台風14号にともなう大雨被害で、南相馬市原町区ほっと悠さんの床上浸水の被害がわかりました。
南相馬小高区での河川の越水被害はなかったということで、安心していたのですが、9月11日にほっと悠さんの床上浸水被害がわかりました。
ほっと悠さんは、道路と同じ高さで入り口があり、その高さの床面に床材を張って、作業場にしています。5年前の台風19号水害時も、床上浸水し、床材の張り替えをされたそうですが、その後のゲリラ豪雨でも、道路が冠水すると、入り口に土嚢を積み、道路にあふれた水の浸入を防いでこられました。今回も浸水は5センチということで、物品の被害は免れましたが、水に浸かった床は、このままにはしておけない状況です。雨量や河川の決壊ということだけでなく、排水が追い付かない状況での冠水でも、低い場所に事業所があったり、地面と同じ高さのバリアフリーの建物だったりしたとき、水の被害がでることを、認識しなければならないと強く思いました。
事業所は休所することなく、なんとか浸水は免れた相談室で、みなさん作業をされていました。理事長の村田さんは、地球の温暖化によって、今後も同じような被害を繰り返すことを考えると、抜本的な解決として、移転や土地や土台のかさ上げを考えないと同じことの繰り返しになると話されていました。
過去福島支部は、「社会福祉施設等災害復旧国庫補助金」への意見書提出や、福島選出国会議員のみなさんを中心に、お願いをしてきました。災害時、被害にあった事業所の再建には、本来、公の力が必要です。しかし、残念ながらこの補助金は、賃貸の建物は対象外、移転しての復旧は対象外、現状復帰以外の修理は対象外なのです。よって、建物を借りていたり、高台に場所を変えたり、水がでても被害が少なくなるように仕様を変更したりすることができないため、民間の助成金等に頼らざるを得ない状況が多々あります。まだまだ、難問は山済みですが、今後のほっと悠さんの復旧が前に進んでいけるよう、支部も知恵をしぼっていきたいと思います。
県内外のみなさんからも、今回の大雨で、ご心配をいただきました。 きょうされんからも自由空間さん、ほっと悠さんへのお見舞金の連絡をいただきました。 重ねて最後になりましたが、みなさまからのお見舞に心から感謝いたします。