2023県議会各会派への要望聴取会
要望聴取会に参加して
9月5日(火)福島県庁にて、令和6年度福島県予算編成に対する各種団体要望聴取会が行われました。今回は公明党福島県議会議員団と福島県議会県民連合議員会へ要望書を提出しました。県民連合議員会へは当日時間が合わず、要望書を届けるのみとなりましたが、公明党議員団については正午をまたいで、要望をお伝えしました。
福島支部の要望は大きく2つあり、人材不足と物価高騰の影響についてお話ししました。
人材不足では、職員の高齢化や職場の定着率の低下が目立ち、失業者や求職者が一定数いても福祉職場には就かない状態であるとともに、求人紹介を利用すると紹介料がかかりとても支払える金額ではなく、人材確保がとても難しい状況であることをお伝えしました。
また、物価高騰については資材・原材料の高騰で事業所の運営を圧迫していること、事業所の公費収入について利用者に支払われる平均工賃額で公費が決まってしまうこと、相談支援事業の運営の厳しさや業務の負担の増大がみられていることなど、物価高騰によって経済的な圧迫だけでなく、安心安全な支援が今後持続的に継続できないのではないかと危惧していることを伝え、さらに浜北ブロック担当のえんどう豆吉田さんが事業所の話を織り交ぜながら現状を伝えました。
最後に、福島の障害のある人たちの取り巻く環境を支部は今後も会員事業所とともに、問題や実態を明らかにして、福島県に伝えていくことを要望聴取会の中でお伝えしました。
来年は利用者や家族、職員などさまざまな人たちで、要望聴取会に臨みたいと思いました。
福島支部 佐藤見地