アクセスホームさくらさんとコーヒータイムさんにいってきました。
さくらさんを久しぶりに訪ねました。
明るい厨房でラスクを作っているみなさん
広い作業場で震災前から取り組んでいた会社の下請けの仕事をしているみなさん
仕事に向かっているみんなの姿は、とても素敵で、理事長の渡邉さんもうれしそうでした。
震災前14,000円台だったみんなの給料は、去年なんと23,000円に達したそうです。
二本松でみんなで再び仕事を始めたとき、「ラスク」をやろうと決めたことが大きかったとお話され、収益の6割近くは県外からの発注だと教えてくれました。
でも、「ラスク」だでなく、協同で取り組む「ぽるぽろん」や「りんごやいちごのタルト」づくりにも挑戦していました。さくらで働く20人ほどの障がいのある仲間も、すでに半数はもともと二本松周辺に住んでいた人たちになり、浪江から避難した人たちも、仮設住宅から、復興住宅に転居したり、二本松周辺に家を建てたりして、さくらに通っているとのことでした。
「みんなの給料をもっと払えるようにしたい」渡邉さんが力強くお話されているのが、今のさくらの姿なんだなと思いました。
お昼は、コーヒータイムさんのお店で、美味しいコーヒーをいただきながら、コーヒータイム橋本理事長の話をお聞きしました。橋本さんとは昨年末コーヒータイム10周年のお祝いでお会いしたばかりでしたが、お店にゆっくりおじゃましのは、はじめてでした。お店には、浪江から避難している人たちが何人かいらっしゃり、同郷のコーヒータイムのみなさんと、のんびりゆったり親しくお話をしていました。浪江のひとたちのよりどころなんだろうなと思っていたら、橋本さんは、「浪江の人たちだけでないのよ。二本松のみなさんもたくさん寄ってくださるのよ。」と話されていました。
さくらさんもコーヒータイムさんも、浪江でいっしょだったの仲間と会いたい、また仕事がしたい。という声を受けとめ、浪江町役場が移転した二本松に再開するのですが、今、コーヒータイムさんは、人数で言えば、震災前からコーヒータイムにいた浪江から避難のみなさんの3倍近い二本松のみなさんが、働いているんだそうです。浪江町復興計画の策定委員や小中学校の検証委員をやっている橋本さんは、避難解除後の浪江町の姿をつくりあげながらも、コーヒータイムを二本松の町にもしっかり根づかせていることを、強く感じさせられました。
二本松に、なくてはならないアクセスホームさくらであり、コーヒータイムです。