第210話  こむこむ!?

 

私の尊敬する会津美里町の車椅子のエッセイスト・大石邦子さんからのメールを転送します。

大石邦子さんは、車椅子の為に、雪深い会津から出られません。本当は、こむこむに来て、姫花ちゃんの原画を見たいのですが、叶いません。

昨日、私が、携帯で撮影した姫花ちゃんの原画五点を送りました。

姫花ちゃんの絵、素晴らしいですね。涙が出ます。なんという色使いでしょう。ここに天国がみえます。愛に満ちた色使いです。

第209話  高橋さんの写真展、姫花ちゃんの原画展、東北彩発見

 

浪江町出身のシンガー・理恵子さんからのメールを転送します。
 
髙橋さんの写真展
 
昨日は高橋智裕さんの写真展、姫花ちゃんの原画展を家族みんなで観てきました。

祖母は今にも泣きそうな表情で写真と姫花ちゃんの絵を無言で見つめていました。

姪の3歳のルカも「可愛い絵だね、綺麗だね」とニコニコしながら展示会場を走り回っていました。

高橋さんの写真は足されてもいなければ引かれてもいない、ありのままの被災地の姿が写されていました。

「子供の笑顔はダイヤモンドより輝いている」という一説が目に止まりましたが、ほんとその通りだなと想いました。

私たちは亡くなった笑顔はもちろん生き残ったこのキラキラした笑顔達も守っていかねばならないなと強く思いました。

私は自身が歌を作る時 や歌詞を描く時も常に「リアルを伝えたい」と思っています。

無理に嘘の歌詞を書いたり綺麗な言葉は選びたくないと思っています。

高橋さんの写真も被災地の現場がリアルに嘘なく写されていていたので、とっくに被災地なんて忘れてしまっている他県の方々に是非観て欲しいと思いました。

高橋さんの写真を、姫花ちゃんの絵を観ている一瞬でも良いから、何かをちゃんと感じて欲しいです。

忘れられることが一番怖いです。

原画は観ているだけで姫花ちゃんの無限の可能性や、彼女の明るい心と凄まじいパワーを全身で感じました。

姫花ちゃんに会ったことはないけれど、彼女のことを少し知れた気がして嬉しかったです。

足を運んで本当に良かったです。お知らせ頂 きありがとうございました。

大和田さんの毎日新聞の請戸小学校の避難についての記事も読ませて頂きました。

この記事を福島の新聞だけではなく全国の新聞に載せてみんなに知ってほしいなと思いました。

トラックで子供達を乗せて避難をした奇跡のお話。

これを交通ルール違反だと、危ないと反論する人が居ると知った時は怒りと共にとても悲しかったです。

こんな、生死にかかわる事態に何を言っているんだと頭がこんがらがりました。

避難させた先生方、頑張って必死に歩き続けた生徒達。本当に素晴らしい。本当に無事に助かって良かったです。

先生方、校長先生のとっさの判断力に脱帽です。
これからもたくさん被災地の現場を知って伝えていきたいと思いま す。

理恵子

第208話  月曜Monday ( もんだい)夜はこれから

 

★2月11日(月曜)夜7時から放送の「月曜Monday ( もんだい)夜はこれから」は、ゲストに伊達市梁川町の仁泉会梁川病院院長・今野明先生(57)をお迎えしてお送りいたします。

テーマは「ある医師の挑戦。3・11から今日まで」。

今野明先生は、震災前は南相馬市小高区で、今野外科医医院を開業していました。

原発事故を受け今野先生は、一時原町区の避難所から新潟県三条市に避難を指示され、現在も86歳の母を残してのバラバラ生活が続いています。

★今野明先生の活躍を掲載した、新潟県の新聞記事の抜粋です。

「三条市総合福祉センターの避難所では、福島県南相馬市から住民と一緒に移ってきた医師の今野明さんが、ホームドクターとして避難者の健康管理に駆け回っている。顔馴染みの医師がそばにいてくれる 安心感が、避難生活のストレスや不安を和らげているようだ。

父から受け継いだ「今野外科医院」と自宅は、津波の被害をかろうじて免れたものの、福島第一原発の事故で南相馬市内の避難所へ。さらに、原発20~30キロ圏内に対する屋内退避指示を受けて、新潟県三条市へ避難してきた。

今後は、感染症や環境の変化による下痢や便秘が増えることも心配だ。「避難所にいる人は、みんな自分の入院患者みたいな気がする。健康を守るのが私の使命」。

いつまで避難生活が続くのか、これからどうなるのか、全く分からない。だか、「ここにいる間はホームドクターとして役目を果たしたい」と話した。

避難所に来たばかりの時は、カルテが無いため、記憶を頼りに名刺のコピーの裏に症状や薬の種類を書き込み、紹介状代わりにした。

「先生、うちに帰りたいんだ」。回診の時、97歳のアキさんが弱々しく訴えた。今野さんは「今、体調を整えるのは帰った時のため」と背中をさすって励ました。

★今野明先生は今、伊達市の梁川病院院長として、三条市の避難者達を定期的に励ましながら、地域医療再生に懸命に取り組んでいる。

番組では、3・11から1年11ヶ月たった現在の福島の地域医療の現状や、故郷小高への思いを中心に、先生にお話を伺います。

★「月曜Monday (もんだい)夜はこれから」はインターネットのユーストリームで音声と影像を全国に発信します。

USTREAM 月曜Monday チャンネル
http://www.ustream.tv/channel/rfc-radio

県外の方は、パソコンかスマホでお聞き下さい。

第207話  こむこむ!?

 

福島市のこむこむです。

日曜日から高橋智裕さんの写真展と津波で亡くなった鈴木姫花さんの原画展が開かれています。
 
鈴木姫花さんの原画展
 
鈴木姫花さんの原画展
 
今日は、福島大雪。見に来て下さった方は少なかったようですが、感想を書いてくださった方のメッセージに涙が出ました。

神戸からの方もいらっしゃいました。感謝です。

私は今、だれもいないこむこむの中で、高橋智さんの写真と姫花ちゃんの絵を独り占めしています。

写真展と原画展は、9日(土曜日)までです。

土曜日は午後2時から、高橋智裕さんと私で講演会をやります。

今伝えたい事を、お互いにお話しさせてもらいます。

第206話  請戸小学校の奇跡

 

今日、毎日新聞東北版(2月6日朝刊)に「請戸小学校の奇跡」を書きました。

朝、当時の請戸小学校の先生から、「涙を流しながら、読みました。ありがとうございました」と、ご連絡を頂きました。

文章の中にある「いわきナンバーのトラック運転手さん」についても、情報があったとの事、嬉しい限りです。

ぜひ、お読み下さい