第305話 聖光学院頑張れ♪

 

 
明日午前11時から、我が「聖光学院高校」はベスト4をかけて、敦賀気比高校と対戦します。

今のチームはここ5年間で、最も弱いチームと言われています。

それは監督も選手も認識しています。

なぜならば、主力の新3年生が震災の時に中学3年生で、放射能問題を抱える福島県に来るのを多くの球児がためらったためです。

多くの有望な選手が入学を辞退する中、逆に命がけで反対する親を、命がけで説得してきた選手もいます。

どうしても、聖光学院高校野球部でプレーしたい、そんな子供達が集まったチームです。

斎藤監督や横山部長は「命がけで聖光学院を選らんでくれた子 供達に、今度は私達スタッフが全力で恩返しする番です」と話してくれました。

彼等のはつらつプレーが、福島を明るくします。

頑張れ聖光学院!

第304話 渋谷健司教授にインタビュー

 

 
東大国際保健政策室教授の渋谷健司先生にインタビューしました。

福島第一原発の事故で避難した老人施設の入居者は、1年間の死亡率が、事故前の約2・7倍にも上った事が渋谷健司先生と南相馬市立総合病院の共同調査でわかりました。

今後の対策について渋谷先生は、「自治体や施設側があらかじめ環境変化が少ない避難計画を立てる事が必要だ」と話してくれました。

渋谷先生には、4月1日(月曜日)の夜8時からも生放送でお話を伺います。

この日の放送は、インターネットのユーストリームを通して、全国に発信します。

県外の方はパソコンかスマホでどうぞ。
 

『月曜Monday 夜はこれから!』(ラジオ福島)
【ustream】 月曜 19:00~20:50
 http://www.ustream.tv/channel/rfc-radio
【facebook】
 https://www.facebook.com/Monday1458
  

第303話 チューリップ

 

 
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団地内の花壇。空間線量は0・2マイクロシーベルト。

除染の名のもとに、地元のお年寄りが20年かけて整備した花園が不毛の更地となった。

この一帯には、春はマンサク、レンギョウ、チューリップ、芝桜が咲き誇り、住民の目を楽しませてくれた。

小型ショベルカーが、20年かけて造った癒しの庭を、一瞬にしてに壊していった。

しかし、それから10日後、その不毛の地に、命の象徴ともいえるかチューリップが目を出した。

これは除染後、誰かが球根を植えたものではない。

地域のお年寄り達の愛情を一杯に浴びたチューリップが、ショベルカーの魔の手をくぐり抜け、「僕達は生きてるよ」と
叫びながら顔を出した。

半年後ここはまた、癒しの花園になることだろう。

第302話 河津桜開花宣言

 

 
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ラジオ福島の河津桜が咲き始めました。

濃いピンクの花が、春の訪れを告げています。

ソメイヨシノの蕾も膨らんできました。

福島地方気象台によりますと、福島市のソメイヨシノの開花予想は4月5日。

昨年より、11日も早まりそうです。

ラジオ福島では、4月13(土曜)、14日(日曜)の両日、「第26回rfc さくら祭り」を開催します。

14日(日曜)は演歌の大御所・小林幸子さんがゲストです。所属事務所とのトラブルから、昨年は紅白の出場も叶わなかった小林幸子さんが、満開の桜の下で、うっぷんを晴らすかのように熱唱する姿を思い浮かべていましたが、どうやら今年は「葉桜祭り」になりそうです。

何とか桜の花がもってくれる事を願っています。

そうしないと、「乳母桜祭り」になってしまいます。

第301話 第一原発就労の誘い

 

 
こんな求人広告を発見しました。

★5月スタートの仕事。
稼げます。稼がせます。女性も就労可能な作業です。

第一原発。低線量(10~20マイクロシーベルト)。片付け等の業務です。

防護服、マスク着用。

日給16000円。危険手当ては付きません。

実作業時間は約4時間。

食事なし。(現在交渉中)

作業期間は5~10年もしくは廃炉までとなります。

刺青、指の欠損などはNG保険証を保持されている方のみです。

年令制限、現在調整中。