第345話 食堂「杉乃屋」さん

 
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浪江町から二本松市に避難している食堂「杉乃屋」さんの「浪江焼きそば」を食べに、二本松駅前の市民交流センターに行きました。

シッターが閉まっていました。

ボランティア活動の為に、お休みでした。

残念ですが、また来ます。

煮込みカツの上に、納豆がのっている 「元気丼」がお奨めと、二本
松はマルヤ運送の佐藤社長がおっしゃっていました。

第344話 山形ガールズ農場

 
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★山形県村山市の女性だけの農場「山形ガールズ農場」代表・高橋奈穂子さん(32)。

奈穂子さんは、横浜国立大学卒業後、実家に戻り五年間の田植えを経験した後、女性だけの農場「山形ガールズ農場」を立ち上げた。

女性ならではの感性を活かし、生産から加工に至るまで、新しい価値観で農業に取り組んでいる。

現在は、菜穂子代表以下6人で、明るく元気に楽しく農業に従事している、女子だけの生産法人。

写真は、昨年の秋。

稔りの秋を満喫する、高橋菜穂子さんと特大唐揚げ弁当。

第343話 原発難民

 

 
原発事故で故郷・富岡町を奪われた佐藤紫華子(しげこ)さん85歳にインタビューした。

紫華子さんは90歳のご主人と一緒に、避難先を転々とし、今はいわき市四倉町に落ちついている。

原発事故直後から紫華子さんは、その思いを詩に託し、震災の年に「原発難民」と「原発難民のそれから」という2冊の詩集を自費出版した。

その内容は多くの被災者の共感を呼び、マスコミの震災報道よりも本当の被災地の姿を伝えていると評価も高い。

この詩集に感動した女優の吉永小百合さんが、自らのステージで詩を朗読している。

また、この詩集の中から、佐藤紫華 子さん自身が詩を朗読したCD 「ふるさと」が発売され、話題となっている。

なお、このCD の収益は全て富岡町に寄付される。

佐藤紫華子さんの作品「ふるさと」を紹介する。

★ 『ふるさと』

呼んでも
叫んでも
届かない

泣いても
もがいても
戻れない

ふるさとは
遠く 遠のいて
余りにも遠い
近いけど 遠いふるさと

あのふるさとは
美しい海辺

心の底の
涙の湖に ある

第342話 外来で泣きました。

 
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★4月29日(月)のもう一人のゲストは、伊達市梁川町の梁川病院院長の今野明先生。

今野明先生は、南相馬市小高区で今野外科医院を開業していた。

震災後、小高区の住民とともに、新潟県三条市に避難。ここで命懸けの医療支援をおこなった。高齢の母は今も三条市にいる。

「絆診療所」の遠藤先生や、末期ガンと闘いながら南相馬の市民の為に懸命の医療支援を行った(故)高橋亨平先生のような、まさに現代の「赤ひげ」の一人である。

昨年9月に、今野明先生から頂いたメールは、私にとっては永久保存版だ。

☆★☆★
本日、外来に来られた一人暮らしの女性の患者さん(68)が、8月27日の「月曜Monday ( もんだい)夜はこれから」を聴いていたようです。

その方は、いつもラジオ福島を聴いているようで、「番組の中で、今野先生のメッセージが読まれましたね。」とおっしゃるので、嬉しくなって番組の話で盛り上がりました。(私もちょうどその時聴いていましたから)

大和田さんから送って頂いた、亡くなったお子さんの遺品の靴の金魚の写真を、その場でA4版にプリントアウトして、その患者さんにお渡ししましました。

そして、その写真を二人で見ながら、一緒に声をあげて泣いてしまいました。

外来で患者さんとこのようなことで泣いたのは本当に初めてです。

傍に付いていた看護師さんも、もらい泣きしていました。

南相馬市の上野敬幸さんの亡くなった二人の幼子をは じめ、亡くなられた方々の冥福を祈ると共に、残された私達は出来ることをやりましょう、と二人心に誓い合いました。

こんな素晴らしい番組があることに、誇りを感じます。

これからも、被災者の心に寄り添った番組を作り続けて下さい。

さあ、一緒に福島の爲に、頑張って行きましょう!

月曜日の夜7時から放送する「月曜Monday ( もんだい)夜はこれから)は、ユーストリームを通して、音声と影像を世界中に発信。

県外の方は、パソコンかスマホでお聴きを。
 
『月曜Monday 夜はこれから!』(ラジオ福島)
【ustream】 月曜 19:00~20:50
 http://www.ustream.tv/channel/rfc-radio
【facebook】
 https://www.facebook.com/Monday1458
  

第341話 絆診療所

 ①
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 ②
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 ③
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4月29日(月曜日)の夜7時からの生放送「月曜Monday ( もんだい)夜はこれから」は、ゲストに南相馬市鹿島区の仮設住宅の一角にある「絆診療所」院長の遠藤清次先生と管理栄養士の鶴島綾子さんを迎えてお送りする。

遠藤清次先生は、南相馬市立小高病院の前院長で、昨年5月1日、私財を投じて「絆診療所」を開設した。

コンセプトは、お世話になった小高の住民を孤立させない。

診療所の看板は、長野県諏訪市の諏訪中央病院名誉院長の鎌田實先生が書いた。

「市立小高病院が存続の危機にあった時、小高の住民の皆さんが病院を救ってくれた。今こそ、私が小高の皆さんに恩返しをする時」と語ってくれた。

「絆診療所」は、仮設住宅に住む人達の、心と体のケアに懸命にあたっている。

写真は、①4月1日、浪江町警戒区域 解除の取材の後、浪江町出身のシンガー・門馬よし彦さんと理恵子さんと一緒にお邪魔した時のしゅうごう写真。

②仮設住宅に住むお年寄りから頂いた、手作りの作品が並ぶ。

③今年2月、元外務大臣の玄葉光一郎さんと小高工業高校生徒会長だった高野桜さんと絆診療所を訪ねた時の写真。