第400話  福島県アマチュアゴルフ選手権大会

 
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大和田新です。

長男、肇(20)が、福島県アマチュアゴルフ選手権大会で優勝しました。

6月に岩手県軽米で開催される東北アマチュア選手権に出場します。

東北福祉大勢の高い壁に挑戦です。

応援宜しくお願い致します。

第399話  大学の授業にて…

 

 
この春、県立原町高校を卒業した、浪江町出身の大学生、沼能奈津子さんからのメールを転送します。

★☆★☆
こんにちは。
暑い日が続いていますが、お元気ですか?

先日、藤代裕之教授の「情報メディア論」という授業の中で、「ラジオ福島」というワードが出てきました!震災後のマスコミとソーシャルメディアの関係についての授業でした。

その中で、Ustreamを駆使し、全国へ懸命に福島の今を発信しているラジオ局の例として「ラジオ福島の月曜Monday 」が挙げられていました。

とても嬉しくなり、学生が書くリアクションペーパーに「ラジオ福島の大和田アナウンサーとメル友です」と記入しました

私が将来、メディアを志望するきっかけになったのが、大和田さんや月曜Monday との出会いでした。

改めて大学の授業で、ラジオ福島が取り上げられた事が、誇らしくもあり、嬉しくもありました。

大学では、楽しい授業がたくさんあり、視野が広がります。

以上、近況報告でした!

沼能奈津子

第398話  除染作業員募集

 
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福島市の自宅のポストに、除染作業員募集のチラシが投げ込まれていた。

日給13000円、未経験、高齢者大歓迎とある。

「まだまだ復興が進んでいないのが現状です。地元の為にあなたの力を必要としています」と、泣きの一言が添えられている。

労働条件業界随一、定期的にメディカルチェックを行っているので安心して働けるんだそうだ。

私の団地の除染は、福島市との当初の約束では、今年3月に行われる予定だった。

除染作業の前に行われる行政、業者、世帯主との3者面談も、いつ実施されるか日程も定かでない。

除染を待つ住民の手をも借りたいほど遅れている除染とは、いったい何なのか。

六魂祭の為の除染も大切だが、この地で生きて行こうと決めた住民の生活環境の除染こそ、最優先ではないのか。

第397話  浜風笑店街

 
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いわき市北部の久之浜町。

津波と火災、原発事故による風評被害で、大きな被害を受けた。

海岸から西へ1キロ。小学校の校庭の片隅にあるプレハブ2棟の商店街か
らは、いつも笑顔と笑い声が溢れている。

それが、久之浜の復興のシンボル「浜風商店街」。

震災の年の9月3日にオープンし、10店舗が肩を寄せあって生きてきた。

中心はやはり、店を切り盛りする女性達。

この日は、明日全国から来る200人の視察団を迎える為に、味噌田楽作りに励んでいた。

常に、笑顔で、ウェルカム。

これが、「浜風(笑)店街」のモットーだ。

隣では、石井魚店の息子さんが、 カワハギとカレイの干物を作りながら言った。

「早く、久之浜の魚で、旨い干物を作りたいね。でも、仕事が出きる事が、一番幸せかな」と。

第396話  薄磯海岸

 
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いわき市で津波の被害が最も大きかった薄磯地区。

海岸から200メートルの豊間中学校の体育館の時計は、3時28分で止まっている。

薄磯地区で唯一営業を再開した民宿「鈴亀」の鈴木幸長さんは、震災後、瓦礫の下から見つけたハマナスの新芽を門の前の花壇にさした。

震災の年には一輪も咲かなかったハマナスの花。

しかし、昨年は花を五輪咲かせた。

そして今年は、写真のように多くの花が咲いた。

それは未来への「希望の華」だった。

幸長さんは言う。「萎えた心を励ましてくれたハマナスの花に感謝している。薄磯の灯りを消さないためにも、もう一息頑張ろうと思っている」と。

鈴亀から車で1分。津波で亡くなった鈴木姫花さん(当時10歳)が最後にいた場所には、今日も綺麗な花が手向けられていた。

この日は父・貴さんがテレビ局に取材されている姿があった。

姫花ちゃんの事を、マイクの前で話せるようになった貴さんの気持ちの変化に、少し嬉しくなった。