第510話  二本松少年隊

 
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慶応4年(1868)7月の戊辰戦争の最中、二本松藩大半の兵力が官軍を迎え撃つべく出陣し、城内は空虚同然だった。

この緊迫した状況の下、少年たちの出陣嘆願の熱意に、藩主は止むなく出陣の許可を与え、13歳から17歳までの少年62名が出陣、7月29日、城内の要衝・大壇口では隊長の木村銃太郎率いる少年25名が果敢に戦ったが、正午頃二本松城は炎上し落城した。

この二本松少年隊群像は、大義の為に戦う隊長と少年隊、我が子の出陣服に藩主丹羽氏の家紋の肩印を万感迫る思いで縫い付ける母の像を表している。

二本松市

第509話  「きょうされん」の全国の皆様へ。

 

 
全国大会実行委員長の大和田新です。

間もなく8月。9月21日(土曜日)22日(日曜日) に福島県磐梯熱海で開催される全国大会まで、2ヶ月を切りました。

皆様をお迎えすべく、実行委員会では 連日会議を重ね、関係機関と調整を行っています。

震災から2年5ヶ月になろうとしていますが、原発事故の収束もままならず、仮設住宅では3年目の暑い夏を迎え、将来の不安とストレスから体調を崩す人が増えています。

震災関連死も1千400人を超え、被災3県(岩手・宮城・福島)では福島県が突出して多くなっています。

しかし、福島は負けません。今、夏の果物「桃」が収穫のピークを迎えようとしています。

夏の果物「桃」の生産で一番たいへんなのが1月~2月の厳冬期。

この時期に行う丁寧な剪定作業が、桃の品質を左右します。

昨年は風評被害払拭の為に、桃農家は高圧洗浄機で、桃の木の表皮を剥ぎ取り除染しました。厳冬期に脚立に乗っての作業はまさ に命がけ、凍った足場から足を滑らせ転落、骨折した農家も続出しました。

しかし桃農家は言いました。「除染で表皮を剥ぐ事で害虫駆除にもなり、この夏は最高の桃を消費者に提供します」と。

とにかく福島県で「きょうされん」の全国大会を開催することは、私達福島県民にとっては「元気」を発信する大きなチャンスと捉えています。

また、皆様が「福島に来て良かった、福島は元気で頑張っているから、引き続き応援しよう、また、仲間と来よう」と、思って頂ける大会にすべく努力して参りますので、宜しくお願い致します。

西日本を中心に大雨による被害が出ていますが、一日も早い復興を心からお祈りしています。

9月に皆様にお会いできるのを楽しみにしています。

大和田新

第508話  甲子園に今泉翔太くんが

 

 
「第95回全国高等学校野球選手権記念大会」の始球式のバッテリーと開会式の先導役が決まり29日(月曜日)に発表された。

始球式の投手は岩手・宮古北高校の山本将大君(3年)、捕手役は宮城・石巻商業高校の今野克哉君(3年)、入場行進先導役は福島県立福島東高校の今泉翔太君(3年)に決まった。

始球式を務める山本君は、東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県宮古市田老地区の出身。同地区の中学校で被災し、山側へ走って逃げた。自宅は津波で流され、祖父が犠牲になった。現在も仮設住宅で生活し、高校へ通っている。高校への入学者が減った為、今年は宮古北・西和賀の連合チームで岩手大会に出場した。

捕手の今野君は、校舎やグラウンドが津波の被害を受けた石巻商業に入学。4月下旬には練習は再開されたが、練習時間の制約を受けながら野球に打ち込んできた。

一昨年秋の宮城大会は1年生で遊撃手のレギュラーを獲得したが、4位に終わり東北大会出場はならなかった。捕手となった昨年秋の宮城大会は、3位となって東北大会に出場したが、1回戦で敗退し、選抜大会への出場は叶わなかった。

先導役を務める福島東高校の今泉翔太君は、今年4月1日に警戒区域が解除となった福島県浪江町出身。双葉高校に入学が決まっていたが、東京電力福島第一発原子力発電所の爆発事故の為に家族で福島市に避難し、福島東高校に入学した。

厳しい環境の下で大好きな野球を 続け、3番打者の遊撃手としてチームを引っ張ってきた。チームメイトで東高校エースの松下凌君は全村避難の飯舘村からの避難者。「松下君がいたから今の自分があると」と感謝の気持ちも忘れない。

今春の福島大会では準優勝し、創部34年目で春秋を通じて初めて東北大会へ出場し、ベスト4に入った。

この夏の福島大会では第2シードで出場し、ベスト4に進出した。

第507話  月曜Monday 夜はこれから

 
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29日(月曜日)の夜7時からの生放送「月曜Monday ( もんだい)夜はこれから」、前半の1時間は参議院議員選挙を振り返って、自民党の岩城光英 さんと民主党の増子輝彦さんに電話でお話を伺います。

テーマは「奢るな自民党」「何処へ行く民主党」。

岩城光英さんには、自民党本部と福島県連のエネルギー政策の違いや福島県の復興対策について、増子輝彦さんには、選挙で大敗した民主党の今後や野党再編の動き、そして震災復興への提言を中心にお話を伺います。

後半の8時からは、予定通りフォトジャーナリストの大薮順子(のぶこ)さんに自らの体験をもとに、「レイプ被害の現状と被害者への支援」についてお話を伺います。

県外の方はパソコンかスマホでどうぞ。
 

『月曜Monday 夜はこれから!』(ラジオ福島)
【ustream】 月曜 19:00~20:50
 http://www.ustream.tv/channel/rfc-radio
【facebook】
 https://www.facebook.com/Monday1458
  

第506話  お世話になっています

 
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姫花ちゃんの誕生日の今日、家族はハンカチの売り上げ金58万円をいわき市災害遺児激励金基金に寄付しました。

大和田様

こんにちは。
家族で無事寄付を終えて参りました。

皆様のご厚意を副市長様に手渡しました。娘の名前で感謝状をいただいた我儘だけどうかお許しください。

今日の、娘への誕生日プレゼントにしたいと思います。

明日の朝の件、大丈夫です。

宜しくお願いします。

鈴木貴

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明日(27日)の朝7時5分から、貴さんにラジオの生放送に出演してもらい、姫花ちゃんのハンカチを購入してくれた方へ、感謝の気持ちを話してもらいます。