楢葉町

第674話 楢葉町の今

 
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警戒区域が解除されたものの、全く人けのない双葉郡楢葉町(ならはまち)。

あるのは、除染で出た大量の土。海岸沿いの仮置き場には、数えきれない程の汚染土を入れた黒い袋が並んでいる。

防波堤も壊れたまま。地盤沈下もすさまじい。

南には、フル稼働の広野町の火力発電所が見える。相変わらず東京に電力を供給している。

町民の憩いの場・天神岬公園に上がると、北には、東京電力福島第2原子力発電所の排気搭が見える。

海岸から800メートル付近。津波で破壊された家屋もそのままに。

2011年3月11日午後2時46分で、時間が止まっているようだ。

第119話 復元納棺師

 
震災後、津波で傷ついた遺体を復元し、家族の元に返した復元納棺師・笹原留似子さんと3日(月曜日)、いわき市、広野町、楢葉町を回る。
 

夜は、7時からの生放送に出演してもらい、生と死について語ってもらう。

300体のご遺体と向き合った笹原さんは今、医師の協力の下、「お医者さんのお茶っこクラブ」を仮設住宅で開催、遺族の心のケアにあたっている。

ラジオ福島のこの番組は、インターネットのユーストリームを通して、音声と映像を世界中に発信している。
http://www.ustream.tv/recorded/27466940

 

第116話 福島復興本社

 

★楢葉町のJヴィレッジに、東電が「福島復興本社」を設置、発足させる。

県民からは、「遅過ぎる」、「一歩前進」、意見は様々。

代表に就く、石崎芳行副社長は、震災前に福島第2原発の所長を勤めた経験を持つ。

その経歴、これまでの発言などから、石崎芳行副社長への県民の期待は大きい。

東電は、崖っぷちに立っていることを、肝に命じて、除染、賠償に真摯にスピーディーに取り組んで欲しい。

被災地に正月休みはない!