飯館村

第269話 椏久里の心

 

 
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3月18日(月曜日)の「月曜Monday ( もんだい)夜はこれから」

全村避難となっている飯舘村で、コーヒー屋さんを営んでいて、現在避難先の福島市で、カフェを再開した「夫婦の記録」が本になりました。

タイトルは「山の珈琲屋 飯舘『椏久里』の記録」。

本を出版した『椏久里(あぐり)』のマスター・市澤秀耕さんと編集に当たった、五十嵐芳子さんの2人に、出版の経緯や、今一番伝えたい事などを聞きました。

第181話 仮設住宅の名文

 
飯舘村仮設住宅集会所の男子トイレの前に立つと、名文が目に飛び込んで来た。
 

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「箱庭の外に漏らさぬ竿の露」

80歳の班長さんの作品です。元気ですね。羨ましい!
 

第174話 琥珀のラーメン

 
飯舘村の仮設住宅の一角に甦ったラーメン屋さん。名前は「琥珀」。
 

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ここのパーコー麺は、メチャクチャ美味しい。

琥珀の隣には、仮設住宅に住む人達の為に、日常品を売る店もオープンした。

川俣町特産の川俣納豆を買ってきた。
 
 

『琥珀』
現住所:福島市松川町金沢字麦地石1-1
電話:024-567-5657
営業時間:11:00~20:00(オーダーストップ19:00)
定休日:月曜日

 

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第170話 宮西さんのコンサート

 
福島市にある飯舘村の仮設住宅の集会場で、宮西希(みやにしのぞみ)さんの箏によるコンサートが行われました。お客さんは大雪の中30人です。
 

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一曲目は、なごり雪。

宮西希さんは震災直後から自ら車を運転し、被災3県の避難所を 回り、ミニ演奏会を開いてきました。

それも、たった一人で。

この日も、中古のエクスプローラを運転し、8時間かけて東京から来てくれました。

音楽の力を信じて、自分の出来る事をやる。その信念のもと、宮西希さんの支援コンサートは続きます。

アンコールは「ふるさと」。近くて遠い故郷「飯舘村」を想いながら、全員で、合唱しました。

涙を流しながら。

 

第169話 仮設住宅

 
全村避難の飯舘村の住民が住む、福島市松川町工業団地内の第一仮設住宅。
 

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123世帯、210人が肩を寄せあって生きている。その内48人が独り暮らしのお年寄り。

皆、ストレスから高血圧、高血糖、運動不足からの肥満が深刻化している。

「絶対に孤独死を出さない!」第一仮設住宅管理責任者の佐野ハツノさんは、班長さんと強力して、毎日独り暮らしのお年寄りの安否確認の為に、声をかけてまわる。

昨夜からの大雪で、仮設住宅は一面銀世界。

重い雪と格闘しながら、車の雪を落とす住民からは、「飯舘の家が心配だ」との声が聞かれた。

 

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