福島市

第191話 激励文~実行元年

原発事故により、6000人が避難を強いられている飯舘村。福島市飯野町にある仮庁舎の村長室の前に張られた激励の手紙。
 
激励文
 

菅野村長は朝入室する前に、この手紙を必ず読み、帰村の誓いを強くする。

全国の支援に支えられて、福島県は震災から間もなく1年11ヶ月を迎える。

これからは、県も自治体もそして住民も、自ら動く時。

復興元年から実行元年へ。

誰かにしてもらうのを待っていたら、復興は進まない。

第188話 チーム聖光

 
チーム聖光

 

チーム聖光学院高校野球部。

斎藤監督(左)を、支える横山部長(右)。

育てる横山部長、それを適材適所で能力を発揮させる斎藤監督。

チーム聖光学院高校野球部の強さがそこにある

第187話 春選抜

 
★春選抜高校野球、聖光学院高校と21世紀枠 でいわき海星高校の県内2校が選ばれました。
 
春選抜
 
写真は、校長先生から選抜出場の報を聞いて、飛び上がって喜ぶ、聖光学院高校野球の1・2年生の部員です。

聖光学院高校野球部の斎藤智也監督は、「2年生は震災の時は中学3年生でした。放射能の問題で入学をためらった生徒が沢山いたはずです。心配する親を説得して、聖光学院高校野球部に来てくれた彼らの期待に、今度は我々スタッフが応える番です」と話してくれました。

★いわき海星高校は、県内で唯一津波の被害を受けた高校です。生徒も2名犠牲になりました。

校舎の一階と体育館な今も使えず、グラウンドも津波の砂に覆われたままになっています。

21世紀枠での出場が決まった瞬間、電話口の沢尻校長は言いました。
「ありがとうございます。子供達が 夢を諦めず未来を見つめて頑張ってきた結果です。全国の皆さんからの支援に対して、感謝の気持ちを持って甲子園に臨みます」と。

16人の部員と2人の女子マネージャーは、心を込めて、監督、部長、校長を胴上げし、喜びを爆発させていました。

第175話 あと少しの支援があれば

 
1月21日の「月曜Monday (もんだい)夜はこれから」はゲストに、福島県点字図書館館長の中村雅彦さんを迎えて、「あと少しの支援があれば」と題してお送りする。
 

175
 

「犠牲をなくすために障害者には、向こう三軒両隣の助け合いが必用だ」と、中村館長は訴える。

中村館長がまとめた著書「あと少しの支援があれば」、それは、東日本大震災・障害者の被災地と避難の記録である。

近所の助けのないまま津波に流された車椅子の男性。放射能から逃げる為に避難所を転々とし、健常者と同じ生活を強いられた視覚障害者。避難所に入れず、1カ月の間車の中で過ごした発達障害者。

東日本大震災で甚大な被害を受けた福島県沿岸部で、中村館長が障害者への取材を通じ、障害者と共に災害を乗り越えて行くヒントを得た。

どうやって津波から逃れたのか、なぜ逃げられなかったのか。避難所ではどんな生活をおくったのか。仮設住宅とはどんなものなのか。

震災以来、多くの障害者に聞き取り調査を行い、中村館長はある結論に至った。

「障害者が災害から無事に逃れるため には、小さな支援が必用だ」。

阪神淡路大震災や新潟を襲った2度の震災の反省が、東日本大震災に全く生かされなかった点に注目し、今後、いつ起こるか分からない災害に対応するため、中村館長は行政に向けて様々な施策を提言する。

障害者とその家族がどうやって災害から生き延びて行くか、また地域住民はどんな支援が出来るか、行政はどんな準備をするべきか。

中村館長の話から、各々にとっての「あと少しの支援」とは何かを考えるきっかけにしてほしい。

月曜日の夜7時から放送する「月曜Monday ( もんだい)夜はこれから)は、ユーストリームを通して、音声と影像を世界中に発信。

県外の方は、パソコンかスマホでお聴きを。
 

月曜Monday 夜はこれから(1月21日)
http://www.ustream.tv/recorded/28695996
 

第174話 琥珀のラーメン

 
飯舘村の仮設住宅の一角に甦ったラーメン屋さん。名前は「琥珀」。
 

174
 

ここのパーコー麺は、メチャクチャ美味しい。

琥珀の隣には、仮設住宅に住む人達の為に、日常品を売る店もオープンした。

川俣町特産の川俣納豆を買ってきた。
 
 

『琥珀』
現住所:福島市松川町金沢字麦地石1-1
電話:024-567-5657
営業時間:11:00~20:00(オーダーストップ19:00)
定休日:月曜日

 

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