その他

第48話 みんなの維新!

 

みんなの党と維新の会の協議再開。

選挙のためなら何でもアリですか。

みんなの党を離党した参議員3人はどうするんでしょうか。

維新に参加した国会議員の顔ぶれが、維新の支持率を下げています。

まあ、政治家の皆さんは国民を見てないですから、選挙に向けてなりふり構わずの、当たり前の行動なのかもしれませんね。

昨日、3・11の時に、自宅近くの障害者を助ける為に、津波にのまれ、まだ遺体が見つかっていない、いわき市久の浜の市議会議員・高木芳夫さん(65)の奥様に浜風商店街でお話を伺いました。

「住民避難を呼びかけ、最後まで住民を助ける為に行動した主人を誇りに面白います」と涙ながらに語ってくれました。

最近行われたいわき市議会議員選挙で、高木芳夫さんの後継者の36歳の木村候補が5千票を越える得票を集め、トップ当選しました。

高木芳夫さんの故郷を思う気持ちが引き継がれました。

地域の人達皆で、木村議員を盛り上げていくことになっています。

また、マザーテレサの言葉を思い出しました。

「多くの民の幸せを願う者は、先ず、傍らに倒れている一人を助けなさい」

第44話 永正寺住職の提言

 

愛知県江南市の臨済宗永正寺住職にインタビューした。

住職はこの震災を100年先まで正確に伝える為に、「東日本・津波・原発大震災」と名称を変更しなければダメだと主張、青森、岩手、宮城、福島の四県知事に手紙を出した。

「知事さんたちは忙しいので、返事がこないのは分かっているけど、その分あんたらアナウンサーが率先して名称変更を提案しなさい」と、諭された。

『阪神淡路大震災の「淡路」も後で入れたものだから、皆で声を出していこう』と。

神奈川にいる私の友人の 医者が「福島に支援に行く」と言ったら、仲間の医者から「震災から1年以上も過ぎているのに、何を支援に行くの?」と真顔で言われ、悔しくて涙が出たと話しくれた。

東北の大震災は、過去の出来事になっているようだ。

『東日本・津波・原発大震災』であることを肝に命じて発信していかなければ、福島は忘れられてしまう。

第43話 しっかりお願いします

 

県が昨日公表した県民健康管理調査検討委員会の内部調査結果では、議事進行表がほぼ毎回作成されていた事が判明しました。

調査委員会は、意見の調整や誘導は無かったと判断しましたが、県の認識の甘さが露呈した結果となりました。

県民の疑念は深まり、県民健康管理調査に対する理解はますます得られない状況になってきました。

県は放射線の不安と懸命に闘っている私達の事など、全く理解していないようです。

県には隠蔽体質からの脱却と、情報公開の徹底を強く望みます。

しかし、県の対応を質すためにある県議会・県議会議員は何をしているのでしょうか。

第37話 水底の花(みなそこのはな)

 

深堀隆介さんの金魚アートを見てきました。

透明なアクリルに描かれた金魚の絵が、何層にも透明樹脂を流し込むことで、立体感をもって、生きているように迫ってきます。

震災から1年、今年3月11日に作った深堀隆介さんの詩「水底の花」です。

「水底の花」みなそこのはな

あの日、水が全てを持っていってしまった。
家も、人も、思い出も。

今も深い海の底で眠っている尊い命よ。

聞こえますか、私たちの声が、
呼んでいますか、私たちの事を。

あなたたちのことは、
決して忘れない。

私たちの心に
永遠に咲き誇る

水底の花

第30話 パフォーマンス

 

安倍総裁の次は野田総理が、ポイント稼ぎに原発を見にきました。

野田総理はまた、「福島県の復興なくして日本の復興はない」と、無責任で実行力の伴わない発言をしました。

復興の為には除染が最優先とも白々と言いました。それが復興のポイントなら、最終処分場や中間貯蔵施設の建設を急ぐべきです。

27万人都市の福島市に仮置き場が二ヶ所しかありません。

その内の1つは、市民からの善意の提供地で、行政が決めたものではありません。

市内の除染もなかなか進まず、自宅の除染は庭に穴を掘って汚染土埋めるか、一ヶ所に集めて保管するように指示されています。

自宅に保管された汚染土は、いつまで庭に置くのでしょうか。

前が見えない不安がよぎります。

終わりのない除染に、これからどのくらいの税金が投入されるのでしょうか。

密談が指摘され、答が決まっているかのような「
県民健康調査表」に700億円も税金を使うなら、福島県の復興を担う子供達の教育や医療に10%でも回してもらいたいものです。