その他

第205話 金城実(きんじょうみのる)

 

★沖縄の彫刻家・金城実さん75歳のアトリエを訪ねた。
 
沖縄読谷村

 

沖縄読谷村
 

沖縄読谷村
 
反戦、平和、靖国神社への沖縄県民合祀反対を叫び続ける金城さんの姿は、国内外で注目されている。

アトリエは、那覇市から車で45分の読谷村にある。

東シナ海を見渡す、住宅街の中にあった。

いつでも、誰でも、気軽に見る事ができる、オープンスペースになっている。

★基地問題を厳しく追及する金城実さんは言う、「沖縄の基地問題は、一方的な負担を押しつけらる政治的差別の他、人権的な差別の側面があることを忘れてはならない」と。

第204話 解散命令と死の彷徨

 

★ひめゆりの搭

 
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米軍が間近に迫る中、1945年6月18日夜半、陸軍病院では、学徒に「解散命令」が出されました。

「君たちは、今日までよく頑張ってくれた。今日からは自らの判断で、行動するように」との一言で、敵の前に放り出されることになりました。

突然の解散命令に壕は大混乱。動揺する生徒たちに、引率教師は「決して早まった事をしないで、生き延びなさい」と伝えました。

砲弾の飛び交うなか、傷ついた体を引きずりながら逃げる者、負傷した学友を助けて歩く者、砲弾に吹き飛ばされる者、手榴弾を胸にあて爆発させる者、父母の名前を叫びながら、死んでいきましあ。

ひめゆりでは、3月の動員数から 解散命令を受けるまでの90日間の犠牲者19名に対し、解散命令後のわずか数日で100余名が亡くなりました。

ひめゆりの悲劇を語る人も少なくなり、証言はビデオに替わり、時の流れの早さを感じます。

第203話 普天間飛行場

 

昨日、安部総理が視察した、宜野湾市嘉数(かかず)の高台。

 
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宜野湾市のど真ん中にある普天間飛行場が一望できる。

黒いオスプレイが駐機中。

安部総理はここで、何を思ったか。

ひ寒桜が満開でした。

第202話 チビチリガマ

 

沖縄戦では24万人の日本人が亡くなった。

 
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そのうち、17万人が沖縄県民。

日本軍の命令で家族で殺しあったケースもあった。

沖縄県読谷村にある「チビチリガマ」。ここでは140名中83名が自決した。

沖縄戦最大の悲劇の地、チビチリガマ。

地元のタクシー運転手・上原さんは言った「チビチリガマのチビは子供、チリは散る(命が終わる)こと、誰が子供の命を散らせたのか、それは親です」。

チビチリガマの前にはこんな立て看板があった。「ここはお墓です。手を合わせて、亡くなった方のご冥福を祈り、平和を願って下さい」と。

第201話 さとうきび畑

 

沖縄県読谷村。悲劇の沖縄戦。米軍が最初に上陸したこの地に、鎮魂と平和を願う「さとうきび畑」の碑が建立された。

 
読谷村201
 

碑の前に立つと、「さとうきび畑」のメロディーが流れる。

遠く東シナ海に西陽が傾く。