その他

第519話  国費じゃないだろう、税金だろう!

 

 
安倍総理は、東京電力福島第1原子力発電所の汚染水対策に国費を投入する方針を表明した。

汚染水対策に行き詰まった東電に対し、国はやっと重い腰を上げた。

『遅すぎる』『国費じゃなくて、税金だろう!』

凍った土で地下水を遮断する「凍土壁」を作る世界でも前例のない事業に数百億円の国費(税金)を投入する。

こんな事が、日本の技術で出来るのだろうか。

そして、いつまでに完了するのだろうか。

具体的な説明は何もない。

第515話  久之浜の花

 
515
 
北海道函館から、ご夫婦で、いわき市に復興支援に来てくださっている、浅利勇二さんからのメールです。

浅利さんは、20年前の北海道南西沖地震の津波で、お父様と義理の兄を亡くされています。(父は未だ行方不明)。

奥尻島の状況と久之浜の被害が重なるとおっしゃっていました。

久之浜は、地震、津波、そして火災で大きな被害を受けました。

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久之浜の防波堤建設現場へ行ったら、海岸線に咲く花を発見!

早く元の海岸に戻って、海水浴を楽しむ声を聞くのを、待ってるようでした。

自分のブログにも、載っけちゃおうかな♪

第511話  とうほく彩発見

 

 
8月7日(水曜)の毎日新聞東北版「とうほく彩発見」に、昨年11月にがんで亡くなったテノール歌手の本田武久さんと、本田さんの生き方に共感し、がんと闘いながら歌い続けている、いわき市出身の音楽教師・矢萩淳さんについて書きました。お読み頂ければ、幸いです。

第509話  「きょうされん」の全国の皆様へ。

 

 
全国大会実行委員長の大和田新です。

間もなく8月。9月21日(土曜日)22日(日曜日) に福島県磐梯熱海で開催される全国大会まで、2ヶ月を切りました。

皆様をお迎えすべく、実行委員会では 連日会議を重ね、関係機関と調整を行っています。

震災から2年5ヶ月になろうとしていますが、原発事故の収束もままならず、仮設住宅では3年目の暑い夏を迎え、将来の不安とストレスから体調を崩す人が増えています。

震災関連死も1千400人を超え、被災3県(岩手・宮城・福島)では福島県が突出して多くなっています。

しかし、福島は負けません。今、夏の果物「桃」が収穫のピークを迎えようとしています。

夏の果物「桃」の生産で一番たいへんなのが1月~2月の厳冬期。

この時期に行う丁寧な剪定作業が、桃の品質を左右します。

昨年は風評被害払拭の為に、桃農家は高圧洗浄機で、桃の木の表皮を剥ぎ取り除染しました。厳冬期に脚立に乗っての作業はまさ に命がけ、凍った足場から足を滑らせ転落、骨折した農家も続出しました。

しかし桃農家は言いました。「除染で表皮を剥ぐ事で害虫駆除にもなり、この夏は最高の桃を消費者に提供します」と。

とにかく福島県で「きょうされん」の全国大会を開催することは、私達福島県民にとっては「元気」を発信する大きなチャンスと捉えています。

また、皆様が「福島に来て良かった、福島は元気で頑張っているから、引き続き応援しよう、また、仲間と来よう」と、思って頂ける大会にすべく努力して参りますので、宜しくお願い致します。

西日本を中心に大雨による被害が出ていますが、一日も早い復興を心からお祈りしています。

9月に皆様にお会いできるのを楽しみにしています。

大和田新

第508話  甲子園に今泉翔太くんが

 

 
「第95回全国高等学校野球選手権記念大会」の始球式のバッテリーと開会式の先導役が決まり29日(月曜日)に発表された。

始球式の投手は岩手・宮古北高校の山本将大君(3年)、捕手役は宮城・石巻商業高校の今野克哉君(3年)、入場行進先導役は福島県立福島東高校の今泉翔太君(3年)に決まった。

始球式を務める山本君は、東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県宮古市田老地区の出身。同地区の中学校で被災し、山側へ走って逃げた。自宅は津波で流され、祖父が犠牲になった。現在も仮設住宅で生活し、高校へ通っている。高校への入学者が減った為、今年は宮古北・西和賀の連合チームで岩手大会に出場した。

捕手の今野君は、校舎やグラウンドが津波の被害を受けた石巻商業に入学。4月下旬には練習は再開されたが、練習時間の制約を受けながら野球に打ち込んできた。

一昨年秋の宮城大会は1年生で遊撃手のレギュラーを獲得したが、4位に終わり東北大会出場はならなかった。捕手となった昨年秋の宮城大会は、3位となって東北大会に出場したが、1回戦で敗退し、選抜大会への出場は叶わなかった。

先導役を務める福島東高校の今泉翔太君は、今年4月1日に警戒区域が解除となった福島県浪江町出身。双葉高校に入学が決まっていたが、東京電力福島第一発原子力発電所の爆発事故の為に家族で福島市に避難し、福島東高校に入学した。

厳しい環境の下で大好きな野球を 続け、3番打者の遊撃手としてチームを引っ張ってきた。チームメイトで東高校エースの松下凌君は全村避難の飯舘村からの避難者。「松下君がいたから今の自分があると」と感謝の気持ちも忘れない。

今春の福島大会では準優勝し、創部34年目で春秋を通じて初めて東北大会へ出場し、ベスト4に入った。

この夏の福島大会では第2シードで出場し、ベスト4に進出した。