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第552話  伊達市 桃の里マラソン結果報告

 

 
全盲のマラソンランナー・星純平さんからのメールです。

今日のレースの結果です。素晴らしいタイムでした。

次のレースが楽しみです。

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視覚障がい者ランナーの星純平です。

日頃は、ラジオ福島をお聞きの多くの皆様から応援をいただきまして、誠にありがとうございます。

今日9月1日は、伊達市桃の里マラソン(10km)に出場してきました。

桃の里マラソンの暑さは伊達じゃない!!

開口一番「暑い」の一言に尽きます。…32℃越えのハードな条件となりました。

雨男と呼ばれる僕も参加総数3,500以上の10kmに望む晴れ男女の力には力及ばずです。

昨年の「白石蔵王高原マラソン」に出場してきた時の話です。

レース中に伴走者が疲れ
失速してしまいました。そんな状況でペースダウウンを余儀なく されていた時に傍を走っていたランナーに「伴走を代わってもらえないだろうか?」と話しかけてみました。

そのランナーが菊池 慎君(25)でした。

その菊池君は、知的障害を持っていました。しかし、菊池君は快くそして頼もしく、伴走を引き受けてくれました。

視覚障がい者を知的障がい者が伴走をすると言う感動的なレースとなりました。

僕の記憶の中でも熱く強く記憶に残った大会となりました。

その菊池君と今日、桃の里で約一年ぶりに再会しました。

「わしは優しい人が好き
じゃけん」と再会し、握手をした時に、菊池君は何気なく言ってくれました。

本当に優しい青年です。

そう言われた僕はとても嬉しかった。心から本当に。ありがとう菊池君
。今日は頑張ろう!!

今日の伴走を引き受けてくれたのは、半沢 拓見さん(23)です。

大学まで陸上部。そして社会人一年生。視覚障がい者マラソン伴走一年生。

当然大会での伴走も初体
験です。半沢君は少し緊張している様子でした。

菊池君と三人で、ウォーミングアップしました。百戦錬磨の菊池君だけが饒舌です。僕は先週、佐藤敦之選手(北京オリンピックマラソン代表)に檜原湖周辺で合宿をしていただいた時のトレーニングやアドバイスを思い出していました。

そしてスタート!! 

3,500人が一斉に駈け抜けていきます。

あまり広くはない道路では選手同士が接触してしまいます。僕は前方の選手の靴を踏んでしまうかもしれません。

その選手がひしめ き合う中を、半沢君は懸命に僕を走りやすく伴走していきます。

このスタート時の混雑してる中を目の見えないランナーを誘導しながら走る大変さを想像してみてください。

他の伴走者もここが一番神経をすり減らす思いだと話します。

5kmを過ぎました。走っている感覚は悪くはないのですがペースが上がりません。

暑さのせいでしょうか?終止、半沢君からの励ましが聞こえてきます。

応えたい。

しかし、ペースがあがらず、自分自身が歯がゆい。

ラスト2kmを切りました。女性ランナーを抜きますが背後にぴったりとついて来ます。

その女性ランナーの息は苦しそうなのですが、全く離れません。その女性の気迫のプレッシャーを恐ろしく感じました。

ゴ ールまで1kmを切り、僕は「屁のツッパリ」のようなラストスパートです。

タイム:40分05秒(ネット:39分58秒)

半沢君と硬く熱い握手で互いをたたえ合いました。

半沢君の初伴走の責任と言うプレッシャーは、いかばかりだったのかとゴール後の半沢君の興奮ぶりで感じました。

そのことに気がついた時、感謝と深い感動に目頭を熱くしました。

強く優しい精神力を持った半沢君。とても走りやすく走らせていただきました。

ありがとうございました。

本大会でも、伴走をして下さいました半沢 拓見さんをはじめ、多くの方々のご支援により、走らせていただきました事、心より感謝申し上げます。

10月20日 須賀川市円谷幸吉マラソン(ハーフ) の伴走をしてくださる方を急募しております。

目標:82分です。お力を賜りくださいます方がおられましたら是非にお願い申し上げます。

引き続きのご支援ご声援を、よろしくお願いいたします。

星 純平

第550話  故郷横須賀

 
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故郷横須賀の裏スポットとして名高い「どぶ板通り」。

35年前までは米軍兵士専用の夜の繁華街だった。

今は、米軍払い下げのバッグや服を売る専門店を中心に、「よこすか海軍カレー」や独特な刺繍が人気の「スカジャン店」が軒をつらねる。

ここに来ると、何だか落ち着く。

第549話  旅館火災

 

 
土湯の老舗旅館の火災を他人事としないで、万が一の場合を想定し、全国から磐梯熱海に来てくれる障害者の皆さんの命を守る為の施策と対応を、改めて宿泊旅館に徹底して下さい。

何かあったら、笑い事ではすみませんので。

第546話  関谷直也准教授

 

 
9月2日(月曜日)、午後7時からの生放送「月曜Monday ( もんだい)夜はこれから」は、ゲストに東洋大学社会学部メディアコミュニケーション学科准教授の関谷直也(せきやなおや)さんを迎え「風評被害~そのメカニズムを考える」と題してお送りする。

関谷直也准教授は、新潟県出身。慶應義塾大学総合政策学部社会経営コース卒業。2011年・日本災害情報学会東日本大震災調査団長。

社会心理学者、防災研究者としても知られる。

関谷直也准教授は、風評被害と「うわさ」による被害について、「今回の原発事故のような大きな事故が起こった時に、それが報道されることによって、「実際には放射性物質が飛散していない」にもかかわらず、流通業者や個人が買い控えなどをした結果、経済的な被害が生じる現象、それが風評被害です」と定 義する。

番組では、風評被害のメカニズムや対策を紹介しながら、明日の福島を考える。

県外の方はパソコンかスマホでどうぞ。
 

『月曜Monday 夜はこれから!』(ラジオ福島)
【ustream】 月曜 19:00~20:50
 http://www.ustream.tv/channel/rfc-radio
【facebook】
 https://www.facebook.com/Monday1458
  

第545話  塩あめ

 

 
今朝の福島民報読者の欄から。

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相馬市で8月11日、高齢者が熱中症で死亡した。

市が再発防止の為に70歳以上の高齢者に「塩あめ」を配分することを決 め、隣組の班長が暑い中届けてくれた。

袋には、「手塩にかけた、心にしみる梅え味」と書いてある。「うめえこと言ってるわ」と言いながら口に入れたら「ウワッ、酸っぱい」。

塩あめのおかげで、用達もスムーズだ。

今日も梅味の塩あめを口に入れ、市の厚意に感謝しながら「熱中症にならないように」と流れる汗を拭いた。