第319話 中間貯蔵施設
中間貯蔵施設の整備で、石原伸晃環境大臣は昨日、大型連休前後に建設候補地の現地調査に入る考えを明らかにした。
大熊町の渡辺利綱町長は、「調査について町民にしっかりと周知し、理解を求める手続きは最低限守って欲しい」と話していた。
ボーリングを実施する上で、地権者の同意等にはかなり時間がかかりそう。
2013年4月7日 | 大熊町
大熊町
中間貯蔵施設の整備で、石原伸晃環境大臣は昨日、大型連休前後に建設候補地の現地調査に入る考えを明らかにした。
大熊町の渡辺利綱町長は、「調査について町民にしっかりと周知し、理解を求める手続きは最低限守って欲しい」と話していた。
ボーリングを実施する上で、地権者の同意等にはかなり時間がかかりそう。
2013年4月7日 | 大熊町
★「東日本・地震・津波・原発大震災」から、まもなく1年8ヶ月になります。
仮設住宅では二回目の寒い冬を迎えます。
震災後、暖かい大熊町から会津若松の仮設住宅に避難している69歳の女性にインタビューしました。
彼女は、8人家族でしたが、原発事故を受け、今は一人ぼっちで仮設住宅に住んでいます。
会津若松の仮設は5ヵ所目の移動でした。
同い年のご主人は将来の不安から酒浸りになり、いつしか暴力を振るうようになりました。
50年連れ添った夫婦は、仮設住宅で、離婚しました。昨年12月の事です。
彼女は、「主人の優しさと生きる希望を奪い、家族の絆、故郷までも奪った原発が憎い。孫の顔が見たい」と泣きました。
今までの、当たり前だった幸せな日々を、 取り戻すことのが、彼女の復興なのです。
離婚後、雪道で転倒し、右手首を骨折しました。
独り暮らしのこの女性の孤独感と、不自由な思いを想像すると涙が止まりません。
放射能では誰も死んでいません。
しかし、原発事故は、故郷を奪い、家族をバラバラにしました。
『原発事故さえなかったら』その一言が重くのしかかります。
2012年11月6日 | 大熊町