二本松市

第510話  二本松少年隊

 
DSC_0117
 
DSC_0111
 
DSC_0119
 
慶応4年(1868)7月の戊辰戦争の最中、二本松藩大半の兵力が官軍を迎え撃つべく出陣し、城内は空虚同然だった。

この緊迫した状況の下、少年たちの出陣嘆願の熱意に、藩主は止むなく出陣の許可を与え、13歳から17歳までの少年62名が出陣、7月29日、城内の要衝・大壇口では隊長の木村銃太郎率いる少年25名が果敢に戦ったが、正午頃二本松城は炎上し落城した。

この二本松少年隊群像は、大義の為に戦う隊長と少年隊、我が子の出陣服に藩主丹羽氏の家紋の肩印を万感迫る思いで縫い付ける母の像を表している。

二本松市

第435話  杉乃屋さん

 
DSC_0161
 
DSC_0162
 
DSC_0163
 
原発事故の影響で浪江町から二本松市に避難し、JR 二本松駅前で店を再開した「杉乃屋」さん。

11時30分には店内は満席。40分待ちで、ようやく席に着いた。

店の外の椅子には、10人がメニューを見ながら待っている。

客のほとんどが、「なみえ焼そば」を注文。私の隣の客は、「杉乃屋」のなみえ焼そばを食べたくて、100キロ離れたいわき市から来たという。

美味しそうに完食した後、「また来るよ。お互いに頑張ろうね」と言って、店をあとにした。

杉乃屋は、離れ離れになっている浪江町の住民の、心の故郷になっている。

第377話  杉乃屋さん

 
DSC_0218
 
二本松駅前の市民交流センター1階、コーヒータイムの隣にある「杉乃屋」さん。

名物「なみえ焼きそば」は、浪江町の皆さんのソウルフードとなっている。

店を切り盛りするご夫婦とは、浪江町が警戒区域が解除された4月1日(月曜日)に浪江町役場前でお会いしている。

その時、ご夫婦は、
「店の中を見てびっくり、手のつけようがない。片付けだけで、人生終わっちまう」「帰れないな。これで、諦めがついた」と語っていた。

杉乃屋のお皿も当然ながら、大堀相馬焼き。

人気メニューは、なみえ焼きそばをはじめ、海老がお重からはみ出ている天丼、カツ丼、肉うどん、 カレーライス。

カツ丼の上に納豆が乗っている「必勝丼」は浪江町から宮城県の古川商業にバレーボール留学したお嬢さんが命名した。

この日は夕方6時から予約が入っていた。

聞けば、浪江町の皆さん。

故郷の店・杉乃屋の暖簾をくぐり、故郷浪江の話をしながら飲むのを楽しみにしている常連さんが集うという。

定休日は月曜日。営業時間は夜8時まで。

第376話  コーヒータイム

 
DSC_0206
 
JR 二本松駅前の市民交流センター1階にある「コーヒータイム」。

震災前は、浪江町で営業していた喫茶店。

店内は明るく、コーヒーの香りに包まれて、ほっとする。

コーヒーを注文すると
「コーヒーカップを選んで下さい」と言われる。

並んでいるのは「大堀相馬焼き」のコーヒーカップ。

「いつかは浪江で店を復活させたい、でも、震災後、二本松の皆さんには本当にお世話になっています。だから、本店は二本松、浪江は支店にします」と、理事長の橋本さんは語ってくれた。

この店は、多くの障害者の雇用の場となっている。

第345話 食堂「杉乃屋」さん

 
DSC_0110
 
DSC_0112
 
浪江町から二本松市に避難している食堂「杉乃屋」さんの「浪江焼きそば」を食べに、二本松駅前の市民交流センターに行きました。

シッターが閉まっていました。

ボランティア活動の為に、お休みでした。

残念ですが、また来ます。

煮込みカツの上に、納豆がのっている 「元気丼」がお奨めと、二本
松はマルヤ運送の佐藤社長がおっしゃっていました。