第77話 仮設支援の大学生、足湯

 
震災以来ボランティア活動を続ける福大生四人に話を聞きいた。

彼らは週末、仮設住宅に行って、足湯ボランティアを続けている。

足湯ボランティアは、阪神淡路大震災で行われた支援で、仮設住宅で不自由な生活を送っている被災者に大変喜ばれている。

お年寄りに足湯ボランティアをしていると子供たちが集まってくる。

そして、自分もやってみたいと大学生にせがむ。

嬉しそうに大学生の足をマッサージする子供たちの表情は、誰かのために役立っているという、満足感に溢れている。

力はないけど、一所懸命にマッサージする子供たちを見ていると大学生達は感動して涙がでてくるそうだ。

くすぐったいけれど、心のこもったやさしマッサージ。

ボランティアの大学生は誓う、「この子達の為に将来役に立つ仕事をしよう。それが福島県の復興につながるから」

震災から1年7ヶ月。故郷へ帰れない仮設暮らしのお年寄りや子供たちの心を癒す大学生の足湯ボランティアは、この週末も行われている。

実行委員長

大和田 新