第69話 頑張れ浪江中学校②

 

★10月22日(月曜日)の「月曜Monday (もんだい)夜はこれから」は「頑張れ浪江中学校!」をテーマに放送しました。

警戒区域の中にある浪江中学校は現在、二本松市東和針道にあります。

震災前は400人を越えていた生徒数でしたが、現在は、1年生が7名、2年生が22名、3年生が20名の合わせて49名です。

その浪江中学校では今度の日曜日・28日、文化祭「秋桜祭」を開催します。(誰でも入れます)

二本松市東和針道に開校して2回目の文化祭ですが、昨年以上に盛り上げようと、生徒会を中心に頑張っています。

今年度は、全校生徒で取り組むビッグアート、全校合唱、よさこいをメインに、発表や展示があります。(浪江焼きそばも出るよ)

震災前の浪江中学校では、クラスで取り組む合唱コンクールや、学年ごとの企画がありましたが、、人数が少なくなった為、全校生徒で取り組むものが増えました。

全校生徒49人がひとつになって、文化祭の成功に向け、積極的に取り組んでいます。

★スタジオには、浪江中学校生徒会長の 山本幸輝くん。

文化祭「秋桜祭」実行委員長の山田なつさん。

文化祭担当の門馬徳夫先生の3人を迎えて、浪江中学校文化祭「秋桜祭」をPR するとともに、故郷への思い、将来の夢を聞きました。

★そして28日(日曜)の浪江中文化祭にスペシャルゲストとして出演する、「みやぎびっきの会」の小柴大造さんとラジオパーソナリティーの小川もこさんの2人が駆けつけ、浪江中学校にエールを送ってくれました。

「びっき」とは、東北地方の方言てカエルのこと。

ふるさとに「帰る」修理して元に「返る」の意味と、地元のオタマジャクシ達を育てようとの思いがある。

「みやぎびっきの会」では、復興支援ソングの「虹を架けよう」の福島バージョンを制作し、「秋桜祭」で披露することになっています。(月曜Monday の放送中に「福島バージョン」を初披露してくれました。感動的でした)

小柴大造さんと小川もこさんには、浪江中学校への支援の経緯や、それを支える思いを伺いました。

★浪江中の二人に将来の夢を聞きました。

生徒会長の山本幸輝くんは、「高校受験を控え、父の希望と自分の 希望が一致しないのが、悩みの種。将来は家業の建設業を継いで、故郷浪江の復興に関わりたい」と語ってくれました。

文化祭実行委員長の山田なつさんは、「高校は双葉高校に進学して、将来は警察官になり、福島の治安維持をはじめ、住民が安心して住める故郷を作りたい」と夢を話してくれました。

二人とも福島の復興・復旧の為に、何か役に立ちたいと思っているようです。

嬉しいかぎりです!

これを聞いてゲストの小柴大造さんと小川もこさんは、「福島の子供達の前向きな姿に感動しました。28日(日曜)文化祭当日、復興支援ソング「虹を架けよう・福島バージョン」を生徒達と一緒に歌うのが本当に楽しみです。文化祭に来てくれた人達(家族や先生・地域の皆さん)に感謝の気持ちを伝えられるようなステージにしましょう」と熱いメッセージを送ってくれました。

浪江中文化祭「秋桜祭」は、今度の日曜28日午前9時からスタートです。

何と、アンガールズも登場します。

楽しみですね。

震災に負けないで、夢に向かって頑張っている子供達の真っ直ぐな心を、是非応援して下さい。

写真は、浪江中の山本幸輝生徒会長と山田なつ文化祭実行委員長、そして小柴大造さんと小川もこさんです。

平成24年10月23日

大和田 新