第634話 あみさん諒くん①
福島市飯野町の廣野あみさん(中学2年)と弟の諒くん(小学6年)の2人は、震災直後の4月6日から自宅前の国道に出て、自衛隊や警察の支援車輌に対し手書きのメッセージボードを掲げ、「ありがとう」「いってらっしゃい」「おかえりなさい」などの感謝の気持ちを伝えてきました。
その2人の善行がこの程、小学校3年生の道徳の副読本になりました。
副読本は「きみがいちばんひかるとき」で、努力の大切さなどをテーマにした35作品が収録されています。
廣野あみさん諒くんの活動を知った光村図書出版が、諒くんを取材して諒くんの視点でまとめました。タイトルは、「ありがとうの気持ちをこめて」。
副読本を手にしたあみさんは「この本を通して、感謝の気持ちが伝わればいいですね」諒く んは「これからも、支援してくれている全国の警察の皆さんに、ありがとうを言い続けます」と話してくれました。
福島民報社によりますと、光村図書出版の副読本は現在、福島県内では5校の小学校が使用しています。
もっと、増えてくれると嬉しいですね。
2013年10月13日 | 福島市