第583話  震度5強

 

今日未明、福島県いわき市沖を震源とする震度5強の地震がありました。

幸い直ぐに「津波の心配はない」との情報が流れホッとしましたが、その後「原発は大丈夫なのか?」と福島県民なら誰しもが思った事でしょう。

刻々と入ってくる原発の状況に、少しずつ安心感を取り戻しては行きましたが、福島県民はこれから先も、この不安と闘い続けなくてはなりません。

たまたま昨日は、安倍総理が東京電力福島第一原子力発電所に視察に入りましたが、もしその時、震度5強の地震が起きたら、どのように対処したのか聞いてみたいですね。(総理の視察には、福島のメディアは参加させてもらえなかった)

運良く、地震に遭遇しなかっただけのはなしですから。

その時は、「自然 災害をもコントロール出来る」とでもコメントするのでしょうか。

安全性をアピールするための総理視察から見えてきたものは、コントロール出来ていない原発の現状でした。

そしてあらためて、高い放射線量の中で、復旧作業に当たっている作業員の皆さんに心から感謝致します。