第564話  総理は福島に向けてメッセージを

 
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宮城県内の高速道路のサービスエリアで、福島産の桃が販売されていました。

嬉しくて、何度も桃を撫でてしまいました。

東京オリンピック招致決定よりも、嬉しいです。

総理はオリンピック招致の汚染水の問題で「原発はコントロールされ、汚染水は完全にブロックされている」と世界に向けて発信しました。

それは本当ですか。

世界にメッセージを出す前に、なぜ、福島県民に納得できる情報を発信してくれないのでしょう。

オーストリアを旅した時に「隣町まで300㌔しか離れていないから、買い物は車で行くよ。何でもないよ」という、観光バスの運転手さんの話しが忘れられません。

東京は福島から250㌔離れているから安全コメントは、生活感が無さ過 ぎです。

福島の切り捨て政策がいよいよ始まります。

この7年間で、原発対応を速やかに実施しなければ、日本は世界に嘘をついた事になります。

東京オリンピックに選手を派遣しない国も出るかもしれません。

そんな危険性や多くの課題をはらんだ東京オリンピックを、被災地復興という原点に戻す事が今1番大切ではないでしょうか。

今、県内の私立大学の教授からメールが来ました。
「被災地の学校は、子供達が減って死活問題です。原発が収束したなんな、誰も思っていません。総理大臣が原発はコントロールできているなんて世界に嘘をついていいんでしょうか」と。

思わず「同感」です!と返信しました。