第526話 日本の青空
久し振りに映画「日本の青空」を観た。
日本人の誇りを憲法に託した福島県小高出身の憲法学者・鈴木安蔵の物語り。
様々な国の憲法や明治の自由民権憲法法案に精通していた憲法学者・鈴木安蔵(1904~1983)は、民間の「憲法研究会」案を通して、まさに日本人の心にかなった日本国憲法の基礎をつくりあげた立役者である。
憲法公布直後には憲法普及会の理事を務め、後に大学で教鞭(憲法学)をとり、日本国憲法の普及に尽力した。
「日本の青空」は、鈴木安蔵を中心に展開される日本国憲法誕生を巡る真実のドラマだ。
戦後GHQ は、鈴木安蔵らの「憲法研究会」が熟考を重ねた憲法創案が、真に民主的なものであると高く評価。この創案が、GHQ案作成時に大きな影響を与、それが日本国憲法に生かされていく・・・・というもの。
憲法はその前文で、国民の自由を守り、戦争を二度としない、そのために国民主権という方法を選択したと宣言している。この憲法の力によって、私達は戦後68年間、戦争をしない国であり続けた。
しかし、国会の動き次第では「憲法を変える事が出来る」情勢となっている。
憲法を改正するかどうかは、まさに主権者である私達が自分達の意思で判断すべき事柄だ。
憲法について一人一人が考え、そして学び合い、話し合いの場を持つことの必要性を「日本の青空」は私達に訴えている。
8月19日(月曜日)の夜7時から9時迄の生放送「月曜Monday (もんだい)夜はこれから」は、弁護士で医師でもある、獨協学園理事長の寺野彰(てらのあきら)さんと、福島大学元学長で福島九条の会代表の吉原泰助(よしはらたいすけ)さんをお迎えし、「日本国憲法はだれのもの」と題してお送りする。
日中は、寺野さんから要望で、鈴木安蔵の故郷小高区をはじめ、津波の被害が大きかった浪江町沿岸部などを回る。
さあ一緒に、憲法について考えよう。
「月曜Monday ( もんだい)夜はこれから」は、インターネットのユーストリームで世界中に音声と映像を配信中。
県外の方はパソコンかスマホでどうぞ。
『月曜Monday 夜はこれから!』(ラジオ福島)
【ustream】 月曜 19:00~20:50
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