第510話 二本松少年隊
慶応4年(1868)7月の戊辰戦争の最中、二本松藩大半の兵力が官軍を迎え撃つべく出陣し、城内は空虚同然だった。
この緊迫した状況の下、少年たちの出陣嘆願の熱意に、藩主は止むなく出陣の許可を与え、13歳から17歳までの少年62名が出陣、7月29日、城内の要衝・大壇口では隊長の木村銃太郎率いる少年25名が果敢に戦ったが、正午頃二本松城は炎上し落城した。
この二本松少年隊群像は、大義の為に戦う隊長と少年隊、我が子の出陣服に藩主丹羽氏の家紋の肩印を万感迫る思いで縫い付ける母の像を表している。
二本松市
2013年7月31日 | 二本松市